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11話 : 対峙 ページ11

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過激表現注意




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男は立ち上がると、






「僕は彼に会うわけにはいかないから、

ここら辺で失礼するよ」






と言い捨てる。

Aは、まだ聞きたいことがあると、






「待って…」






とAが言葉を紡ごうとした。



だが、この場を離れるといった男は

Aとの間合いを詰め、

そのまま、Aの唇に人差し指をあてる、






「すぐにまた会えるよ

今度は、ちゃんと神々廻A()会いに行くからね」






と微笑みかけると、

Aの視界は光に包まれ、

次の瞬間には、男の姿は消えていた。



Aが周囲を見渡すが、男の姿は勿論、残穢もどこにもない。



なにが起こったのか、

脳が処理できずにしばらくフリーズしてしまう。






だが、すぐに切り替えて、

脳みそをリセットさせる。






「…悠仁の無事を確認しに行かなければ…、」






と小さく呟き、身体の向きを変える。



だが、不幸に不幸は連なる。






「小僧がどうかしたか」






と背後から声が聞こえる。



Aはすぐに振り返り、正面を見つめる。



そこには、虎杖悠仁の姿をした…






「両面…、宿儺…、」







とAが呟くと、

宿儺は、眉を顰める。






「……、」






無言でAを見つめる宿儺。



最初に口を開いたのはAだった。






「悠仁は無事なんですか?」






とAが聞くと、宿儺はさらに苛立ちを募らせ、






「A、いまお前の前にいるのは小僧ではなく俺だ」






とイマイチ何が言いたいのかわからない返事をする。






「それはどういう…」






意味かと聞こうとした。



しかし、その言葉は、

宿儺によって唇を塞がれ、紡げなかった。






「ん?!」






急なことにAはまたもフリーズする。



しかし、次の瞬間にはAは抵抗をしようと試みる。



だが、それも宿儺が両手を拘束したことによって

あっけなく、防がれてしまう。






次第に、Aは息が続かなくなり、口を開いてします。

宿儺はそれを待っていましたと言わんばかりに、

舌を入れてくる。



それにより、強張っていた体があっという間に

力が抜けてします。



宿儺はそれもわかっていたのか、

左手でAの両腕を拘束し、

右手でAの腰を支える。



まるで捕食者の様に奥深くまでなすが儘に蹂躙する。



その空間には、二人の吐息の身が響き合う。










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ミルクティー - 「ゆっこ」さんと同じです。めちゃくちゃ面白いです。結末が気になるな〜 (4月2日 20時) (レス) @page16 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - とても好きです。更新楽しみにいています! (3月29日 20時) (レス) @page12 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルーシェ | 作成日時:2024年3月11日 21時

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