01話 : 回転ずし ページ1
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この物語は、
常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁が、
特級呪物「宿儺の指」を食べたことから、
呪術高専に入学し、
同級生伏黒恵と釘崎野薔薇と出会い、
任務を終えた後から始まる。
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「見ろ、釘崎!
これが…、これが、リッパ寿司の新幹線だぁ!!!」
「こ、これが噂の回転ずしなのね!」
とはしゃぐ虎杖と釘崎。
その後ろでは、少し眠そうにしている伏黒と
それを楽し気に見つめる五条がいた。
4人は席に着くと早速、
「俺、マグロ食べたい」
「私、ウニ〜」
「じゃあ、俺もマグロを」
というように、席に配置されている端末で注文を始める。
「五条先生は何食べます?」
「ん?あー、僕はあとで注文するから気にしないで」
とスマホを触りながら、答える五条。
伏黒はその態度に疑問を持つ。
いつもであれば、五条は空気を読まず、
最初からデザートを大量に注文し、
見てるこっちが胃もたれしそうなほど食べまくる。
「なんかあったんですか?」
「ん−、Aも誘ったから合流してから食べようと思って♡」
「A来るんですか?」
「うん、今日の任務地がこの近くだったらしくて」
という五条と伏黒の会話に釘崎がすかさず混ざる。
「Aって誰よ、伏黒の彼女?」
「ちげーよ、冗談でも言うな、殺される
五条A、俺たちと同じ呪術高専の1年生だ」
「え、釘崎で最後じゃなかったの?!
っていうか五条??」
と驚く虎杖。
虎杖の疑問に対し、五条は満面の笑みで、
「そう!僕の愛娘的な存在なの!」
と答える。
その答えに、伏黒は何か言いたげな表情を見せたが、
ここで反論しても意味がないと考え、口を閉ざす。
「娘みたいな存在ってことは、女の子?!
よっしゃぁ、この芋臭い空間に紅一点じゃ足りなかったのよ!!!」
「悪かったな、芋臭くて」
とはしゃぐ釘崎を少しにらみながら答える伏黒。
虎杖は、五条に向かって
「ねぇ、先生!
Aってどんな子?!」
「そりゃー、僕に似てとってもいい子だよ」
「…先生に似てるってそんなにいい子かな?」
と話ながら、虎杖は伏黒に目戦を移す。
「五条先生みたいにイカレてない」
「恵の発言の真意が気になるけど、
まぁ、会えばわかるよ!」
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ミルクティー - 「ゆっこ」さんと同じです。めちゃくちゃ面白いです。結末が気になるな〜 (4月2日 20時) (レス) @page16 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - とても好きです。更新楽しみにいています! (3月29日 20時) (レス) @page12 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルーシェ | 作成日時:2024年3月11日 21時