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「もしかして、お二人も説教を？」
「まさか、アイツらと一緒にしないでくれ」
「職場体験の話だよ」
夜蛾先生の所にお邪魔することになったんだ。
そう笑う八雲の顔は穏やかで、相変わらず感情の読めない人だ、と七海は思った。
「職場体験か！懐かしいなぁ、ね、七海」
「…えぇ、まぁ、はい」
八雲と家入を挟むように七海と灰原は歩いていた。
間にあるのは自分よりも遥かに低い頭2つで、灰原の顔が良く見える。
「あれっ？でも先輩方、普通科でしたよね？」
「いや、それがさ、普通科も声がかかれば職場体験があるらしいんだよね」
「ほとんど強制だったけどな」
「みなさん、強いですもんね！」
灰原はずっと、一個上の、四人の大きな背中を追いかけてきた。
彼らはみな強かった。灰原にとって、四人それぞれが尊敬できる先輩だった。
それを七海に言うと明らかに嫌な顔をされるが、そんなことは灰原にとって知ったこっちゃないのだ。
「先輩方がヒーローになれば、また一緒に戦えますね」
五条さんと夏油さんは相変わらず強いままなんだろうな〜、なんて言いながら笑う灰原はとても嬉しそうだった。
それだけで、八雲も、家入も、もちろん七海も救われた気分になれる。
全員にとって、救いたくとも救うことの出来なかった一人が彼だった。
そんな灰原が嬉しそうにしていれば自分たちもやはり嬉しいのだ。灰原の言葉をからかいそうな連中は夜蛾の元に置いてきた。
「灰原、次は死ぬ前に来いよ」
「はい！頑張ります！！」
「いや、頑張るものじゃないでしょう…」
「なんならA、お前もな」
「すっごい飛び火」
「ええ！先輩も死んじゃったんですか？」
「みんな死んじゃったからここにいるんだよ」
「確かに！」
「…はぁ」
ため息をつく七海も心なしか楽しそうだ。
八雲は久々の後輩との関わりに、心が晴れやかな気分になった。
「…えっ、センパイ？」
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く - また戻って来ちゃいました…！！本当にいつ読んでも面白くて飽きません！！この小説が大好きです！！ (3月26日 11時) (
レス) id: 2886bd5eaa (このIDを非表示/違反報告)
a - 何回も読み返してしまうほど設定がしっかりしていて解釈の仕方が納得できたりしてしまう程大好きな作品です更新待ってます (3月22日 5時) (レス) @page41 id: 125b1c80a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - え、おわり？？？え？？ここで？？？え (3月14日 0時) (レス) @page41 id: a785fb42c2 (このIDを非表示/違反報告)
甚嘉 - このお話とても大好きです！私はさしす組推しなんですが、夢小説ではよく硝子さんだけ距離を感じるものが多くて…だけど、この作品は4人の友情が綺麗に描かれていてとても惹き込まれました。これからも頑張ってください！ (2月16日 21時) (レス) @page41 id: c9696c8440 (このIDを非表示/違反報告)
r(プロフ) - この作品大好きで大好きで…初期の頃からずっと追いかけてました…久しぶりに見たら更新されてるなんて…夢中で読みまくりました、、更新ずっと待ってます…作者さんの書く作品が大好きです (1月13日 18時) (レス) id: 892520834f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんだもち | 作成日時：2021年6月11日 21時
