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「なにこれどゆこと！？」
「知らないわよ！アンタが何とかしなさいよ！」
「なーーんで俺なの！」
「男でしょ！」
「えぇ……？そーいうモン？？」
「…すいません、あいつらは放っておいてください」
乙骨に連れられやって来た夏油にその場にいた狗巻、伏黒、虎杖、釘崎は絶句した。教師であった五条とどう接していくか各々で悩んでいた矢先の出来事だった。
「いや、すまないね。突然来てしまって」
「……いえ」
「…はは、君は存外わかりやすいな」
乙骨と狗巻は任務と言って早々に事務所を出て行ってしまった。任務があったことは確かだが、約束の時間まではまだ大分あったように思われた。考えずともわかる。要は逃げられたのだ。今ここに残されたのは結局あの3人。まともに対応できるのは恐らく伏黒のみ。悩むまでもなく伏黒が夏油の前に出た。
「…わざわざ来て、なんの用すか」
「なに、ただのインタビューさ。少し聞きたいことがあってね」
「はぁ」
伏黒は笑みを絶やさない夏油を不審に思いつつ、聞くだけ聞いてやろうと夏油と向かい合うように座っていたソファの背もたれに体を乗せた。呪詛師であった夏油と向かいあっているのにも関わらずリラックスしている自分に伏黒は若干驚いた。夏油は噂されていたほど悪い人では無いかもしれない。なんてぼんやり伏黒が思っていると、後ろから声が上がった。
「ちょっと待ちなさいよ」
睨むようにそう告げた釘崎の横で虎杖は冷や汗をかいていた。え、ここで出る…？、、すげぇな、釘崎、お前。
一方、睨まれた夏油はやれやれと内心ため息をついた。苦手なタイプだ。物事には順序ってものがあるだろう。今ここで割り込んでくるか？普通。あぁ、でも悟なら、割り込むな。じゃあしょうがない。
夏油は続きを促すように釘崎に視線を向け微笑んだ。余裕そうな夏油の表情に釘崎の足は竦み、声は震えた。
「あの人は、五条先生は、アンタをなんて言ったの」
どうしても、彼らの指標となるは五条だった。それぞれ抱える想いは沢山ある。それぞれが、あの日、渋谷で、多くのモノを失った。五条も例外では無い。それでも五条が夏油の傍に居ることを選ぶのなら、彼らもそれに付いていくしかないのだ。
家入の言葉が蘇る。そういうことじゃない。分かってる。
演じたところで彼らの横に並べるわけが無い。でも、それでも。生徒には、引率する教師が必要なのだ。
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く - また戻って来ちゃいました…！！本当にいつ読んでも面白くて飽きません！！この小説が大好きです！！ (3月26日 11時) (
レス) id: 2886bd5eaa (このIDを非表示/違反報告)
a - 何回も読み返してしまうほど設定がしっかりしていて解釈の仕方が納得できたりしてしまう程大好きな作品です更新待ってます (3月22日 5時) (レス) @page41 id: 125b1c80a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - え、おわり？？？え？？ここで？？？え (3月14日 0時) (レス) @page41 id: a785fb42c2 (このIDを非表示/違反報告)
甚嘉 - このお話とても大好きです！私はさしす組推しなんですが、夢小説ではよく硝子さんだけ距離を感じるものが多くて…だけど、この作品は4人の友情が綺麗に描かれていてとても惹き込まれました。これからも頑張ってください！ (2月16日 21時) (レス) @page41 id: c9696c8440 (このIDを非表示/違反報告)
r(プロフ) - この作品大好きで大好きで…初期の頃からずっと追いかけてました…久しぶりに見たら更新されてるなんて…夢中で読みまくりました、、更新ずっと待ってます…作者さんの書く作品が大好きです (1月13日 18時) (レス) id: 892520834f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんだもち | 作成日時：2021年6月11日 21時
