J事務所の女の子です2 (ページ32)

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7人の背中ページ32

髙優「あ、Aいた」
『え、何何何何ですかご飯ですか奢ってくれるんですかどこ行きます？？』
髙優「ば、ちげーよ」
『っ、んだよ』
髙優「聞こえてるから(笑)。荒れんなよ」

いつもと同じように少し雑に(だいぶ雑に)優斗との会話をする。

髙優「今かららじらーなんだけどさ」

髙優「ちょ、終わるまで待っててくんね？」
『げ、なんでよ』

髙優「謙ちゃんがAと話したいって」

『………謙太郎君が？』

髙優「お前、Love-tuneの事大好きだったじゃん。謙ちゃんも相当気にしてんよ」
『ごめん』
髙優「いや別に俺はなんも思ってないけど」

髙優「とにかく、ちゃんと話せよ」

『分かった待ってる。』

あの日から7人とろくに会話していなかったのは、

私が現実を受け止められなかったから。

どうしようもない怒りも戸惑いも全部どこにもぶつけられなくて、後から出てくる悲しささえも話したら7人にぶつけてしまいそうで。

大好きだった。

あの7人の大きい背中が。

常に最前線で、一生手が届かないんだろうなって。

森田美勇人君。
入所して間もない頃振付を一緒に残って教えてくれた。
萩谷慧悟君。
私のソロ曲もドラムやってあげるよって、盛り上げてくれた。
阿部顕嵐君。
キラキラしてて、アイドルとしてどうしていくべきか諭してくれた。
真田佑馬君。
思うようにいかなくていじけてる日はいつも廊下に連れ出して話を聞いてくれた。
長妻怜央君。
負けず嫌いで、よく1人で練習してる所を見つけては、その姿に刺激を受けた。
諸星翔希君。
誰よりも明るくてムードメーカーで、嫌なことも吹っ飛んだ。

安井謙太郎君。
先頭を突っ走ってそれでも誰1人として置いていかない。遅い子もつまづいた子も引っ張り上げて起こして、Jr.のリーダーだった。
小さいはずの背中も私にとってはとても大きくて。

彼らと歌うのが私の夢で。

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シリアスな回ばかりでごめんなさい(土下寝)

わかってくださいジャニーズ激動についていけないのですよ。