祓うんじゃなくて葬るんだよ【呪術廻戦】

十六 ページ18

夜「君が黒崎Aか」


『はい』


夜「私は学園長の夜蛾正道だ」



お互い一定の距離を保って
挨拶をする


いくら可愛い人形を作ってる人とはいえ
警戒を解く事はできない



『ここにまで連れ出して私自身に目的があるのでしょうか』



夜「私たちが君に近づいたのはただの興味本位ではない。君にお願いしたいことがある。」



『要件によってはお断りさせていただきます。私は非日常は望みません。今までの日常を望みます。五条さんから私の事についてお聞きしているのはお察ししますが、利用される気はありません』


言った通りだ
私は利用される気はない
めんどくさい事も
非日常も自分自身が欲するものでは無いのは
自分自身がよく理解している



夜「それを聞いた上でこちらは要件を言わせてもらう。」



『聞くだけ聞きましょう』



夜「どうか、名目上非常勤講師として我が校の生徒に指導をねがえ『お断りします』」




話をしている途中なのは分かるが
そんなもの即答で断らせてもらう


何が非常勤講師だ
ただの一般人がたまたま力を持っていただけではないか



五「なんで断るのか聞かせてもらってもいいかな」



その声を上げたのは
ずっと後ろでポッケに手を突っ込んだままこちらを
見ていた五条さんだった


『簡単な事ですよ。日常を過ごすためです』



五「でも君は日常と言っているが呪霊を払っている。その時点で非日常では無いのかな？」




『私にとってアンダーテイカーとｱﾚを葬って過ごす。それが日常なんです』




私のこと力を持っていることは
一般人にとっては非日常なのかもしれない

だが、この力を持って生きてると
その生活こそが日常と化す
何もおかしいことでは無い



五「でも君はもうこちらに巻き込まれていると言っても過言ではない。このまま逃げていつも通りの日常を過ごせると思ってるの？」

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