第4話 ページ8
鬼鮫「これは驚いた。道理で私の術を...本当にノエルさん以外にその眼を持ってる輩がいたとはね。名は確か...コピー忍者のカカシ」
カ「驚いたのはこっちだよ。茶屋で怪しい奴らがいたんで誰かと思ってたら...まさか『冷酷な血濡れ姫』うちはノエルと...『霧隠れの怪人』干柿鬼鮫とはね」
鬼鮫「これは、これは...私の名まで。光栄ですよ」
カ「なるほど...霧の忍刀七人衆の一人...そのデカい刀が鮫肌というワケか」
カチャ
鬼鮫は笑い、鮫肌を構え直す。
鬼鮫「再不斬の小僧は、貴方と殺り合ったと聞きましたが」
カ「ああ」
カチッ
カカシさんは、後ろで手に持っているクナイを動かす。
鬼鮫「っんん!!」
カチャ
鬼鮫「削りがいのある方だ」
鬼鮫が、鮫肌を自身の前に構える。
ノ「よせ、鬼鮫」
鬼鮫「ッ?!」
ア「ッ?!!」
紅「ッ?!!」
ノ「お前がカカシさんとまともに殺り合えば、タダでは済まない。それに時間を掛ければ、他の忍が此処に駆けつけるが」
鬼鮫「しかし...」
ノ「目的を見失うな。お前は此処に手傷を負いに来たワケじゃないだろう」
カ「では、その目的とやらを聞こうか」
ボンッ!
アスマさんの方にいた、影分身が消える。
カカシさんの方に振り返りながら、言った。
ノ「探し物を見つけに来ただけです」
カ「探し物?」
カチッ
カカシさんはクナイを構える。
カ「探し物とは、何だ?」
そのとき、クナイが鋭く光った。
ノ「私なら鬼鮫と違って時間は掛からない」
カ「...!」
ノ「......」
カチッ
右手に囮の手裏剣を出す。
気づいたらしく、後ろに下がり印を結ぶ。
カ「忍法 水遁・水陣壁!」
手裏剣を持っていない左手の指先で、風の刃を起こしカカシさんに攻撃したが___
水の壁に阻まれた。
バチャン
水の壁が無くなる。
カカシさんに気づかれないよう印を結び、足元に攻撃しようとした。
ノ「さすがはカカシさん...洞察眼はかなりのもの...」
グチャッ
ノ「ですね」
カ「ッ?!!」
カカシさんの背中にクナイを刺した。
紅「影分身?術スピードが早すぎる!」
バチャン!
鬼「(水分身...!)」
ノ「ッ!?」
自分の足下を見る。
カカシさんは水の中にいた。
紅「ナイス、カカシ」
紅さんは、カカシさんからクナイを受け取る。
カ「伏せろ、紅!」
カカシさんには気づかれていた...。
さすがだ...。
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます!頭をフル回転させて話を考えています。完結までよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月18日 18時) (レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - いい話過ぎて・・・涙がぁぁぁ!!頑張って下さいぃぃぃ〜・・・! (2018年1月18日 18時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅暁武 | 作成日時:2017年9月24日 20時