【学パロ】好きです。だけど、ごめんなさい。【d!】【zm】 (ページ10)

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次の休み時間、女子たちが生徒会になった
人達を囲んでいろんな事を我先にと話している。

シャオロンくんの所にもたくさんの女子が
集まっていて、女子って単純だな、なんて思う。

するとシャオロンくんが逃げるようにこっちへ
「助けてA〜」と来る。

人気者だね、なんて言うと煽っとるやろお前、
と返される。

それがなんだか楽しくて、笑ってしまう。

なぜかコネシマくん達もこっちへ避難して
きていて、のんきに喋っている。

女子たちの視線が生徒会の人たちのついでで
私にもいくつか刺さる。

少し視線が嫌だな、と思っているとゾムくんが
そっと女子たちの視線が刺さらない様に
前に立ってくれた。

こういう気配りができるところも、きっと私が
好きになった理由なんだな、なんて思う。

しばらくして、女子たちの視線がなくなると、
ゾムくんがこそっと「大丈夫？」と声をかけて
くれる。

大丈夫、と答えると、ゾムくんはそっか、と
ほほえむ。

…その笑顔をずっとそばで見ていたいけど、
いつかきっと彼女ができたらその人にも
見せるんだろうなと思うと、少し胸が
痛くなった。

※※※

しばらくして、お昼やすみ。

いつもと同じように優奈ちゃんとお弁当を
食べようと屋上へ行くと、
どこかで見たことの
ある人たち。

誰だろう、と思って、しばらくじっくり考えて
やっと生徒会の人たちだとわかった。

特に関わる気もないので、優奈ちゃんと
屋上のすみっこの方へ行こうとすると、
シャオロンくんたちに見つかって、現在なぜか
生徒会の人たちと食べることに。

優奈ちゃんは特に何も気にせず普通に生徒会の
人と打ち解けている。
すごい。

私はお邪魔っぽいので少しずつ距離を取り、
さっきいたすみっこの方へ向かう。

もうすぐでそこへ着くという時、紫色の
ヘルメットをかぶった男の子と目があって
しまった。

　「どこ行くんすか」

　『いや…お邪魔かなと思って…』

彼はそんなことないっすよ、と言いながら私を
ずるずる引きずってもとの場所へ戻してきた。

ｼｮ「Aさん…っすよね？俺、ショッピっす」

　『うん…？よろしくおねがいします…』

ｼｮ「あ、名前知ってるんはゾムさん達がよう
　話に出してるからっすよ。あと俺年下
　なんでタメで大丈夫です」

それからお昼の時間ショッピくんとお話して
ショッピくんと仲良くなりました。