【学パロ】好きです。だけど、ごめんなさい。【d!】【zm】 (ページ3)

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次の日。

学校に登校する時、ものすごい女子達の声。

優奈となんだと見てみると、そこには生徒会の
腕章をつけた人たちがぞろぞろといた。

あぁ、そういえば生徒会の人がイケメンって
言ってたっけ。

でも、それは私と優奈には関係の無い事で。

ぱっぱと走って教室に向かった。

※※※

教室へ着いて、授業が始まる。

授業を聞いていると、隣から視線を感じた。

あまりにも長い間こっちを見ているので見てみると、
隣の席の男の子がじっとこっちを睨みつけている。

あれ、私なにかしたっけ…？

見なかったフリをして、再び机に向かおうとする。

すると、小さな声で隣の男の子が声を掛けてきた。

　「なんで無視すんねん」

　『っえ、私なにかしました？』

　「いやそういう事や無くて…あぁもう伝わらへんな!!
　教科書忘れてん!!見してや!!」

さっきからこっちを見ていたのはそういう事
だったんだ。

それならお安い御用と教科書を見せてやる。

教科書を見せると、視線は無くなって、彼は
机に向かった。

授業が終わると、彼はこっちへやってきて、
私に話しかけてきた。

ｼｬ「さっきはありがとうな!!お前、Aやっけ？」
　
　『どういたしまして。うん、Aで
　合ってるよ』

ｼｬ「そか!!じゃあA、今日から俺等友達な!!
　俺、シャオロンっていうねん!!よろしく!!」

　『えへへ、シャオロンくんかぁ…シャオロンくん、
　シャオロンくん…!!』

ｼｬ「何や、どうしてん」

　『ここに来て初めての友達だから、
　嬉しいなーって』

そう。まだ入学式に自己紹介をしただけで、
特に誰とも話をしていなくて。

だから、"初めての友達"という響きに自然と
顔が緩んでしまう。

さすがにずっとにこにこしていたので、
シャオロンくんに心配された。