サッカー少年、ナイトコードで。 (ページ46)

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「なんで俺より下手くそなお前がレギュラー取れるんだよ!?」

『だって、俺もそれなりに練習してたし自主練も毎日してたから。キミの練習不足が原因なんじゃない？』

「!!//このクソ野郎が!!!!」

ボキッ

『え？』

バタッ

『次に目が冷めたとき、俺は病院にいたんだ。腕は骨折してたけど、他の外傷はなくて

でも、腕が治って復帰することになったときに、フィールドに入ろうとしたら足が動かなくて、ボールを蹴ろうとしても足が動かなくて…

＿＿＿サッカーが、出来なくなってしまったんだ』

ミク「A…」

『改めて考えると理不尽だなぁとか思ったりするけど、やっぱり情けないよね。殴られたぐらいでサッカーできなくなるなんてさ』

ミク「…AはAだよ。だから、自信を持って」

『！…ﾌﾌｯありがとう、ミク』

その後、Aとミクは少しの間、談笑していた

『じゃあミク、そろそろ帰るね』

ミク「わかった。またね」

『うん。またね』

Aは元の世界に帰っていった

ミク「A、大丈夫かな…(一様、奏たちに知らせないと)」

ー奏の部屋ー

カタカタ

奏「(ここはこの音で…いやそうすると曲としては成り立つけど今回のコンセプトと違ってきちゃうな…)」

ミク「奏…」

奏「…！ミク？どうしたの？」

ミク「あのね…」

ミクはAが話してきたことを奏に話した

奏「(Aってサッカーやってたんだ。あ、それよりも…)

日本フットボール連盟って日本のサッカーを管理してるところなんでしょ？そんなところから本当に手紙が来てるんだったら相当すごい選手だと思うけど…」

ミク「私はそういうのわからないけど、話をしてるときのA、少し震えてた」

奏「え…？(サッカーが中学の時やってた部活に当てはまるんだろうけど、ミクが話してくれたAの話を聞く限り、トラウマになって震えてたのかな…

でもそれだったらどうして手紙のこと、すぐに断らなかったんだろう…)」

ミク「Aも奏たちだから話せることがあると思うんだ。私にはできない、奏たちにだからできることが。だから奏、

＿＿＿Aのこと、任せてもいい？」

奏「…うん。わかった」

ミクは薄く微笑んだ