27. 悔やむと書いてミライ(少しだけ前話の続き) ページ27
雪「…わからない
見つかるまで、どれだけかかるかもわからない。見つからないまま終わるかもしれない
それでも……本当に、やるの?」
奏「うん」
雪「…はは。そんなに必死になって馬鹿みたい…
…はは…ははは……はぁ…
なら、もう少しだけ…探してみるよ…」
奏「…雪」
雪「本当に__ずっと作り続けてくれるんだよね」
奏「…うん
大丈夫だよ、雪。絶対に、いつか救ってみせるから」
絵名「…はぁ。なんんとかなったのかな。それにしても、ほんとめんどくさいヤツ」
瑞希「ま〜ま〜。でも、良かった。えななんも、そう思うでしょ?」
絵名「…さあね」
『でも、本当に、消える前でよかった…』
奏「そういえば…OWNの曲、全部聴いたよ」
雪「…そう」
奏「やっぱり全部、雪がいた。雪の音がしたよ」
雪「…そっか
…今度教えてくれる?」
奏「え?」
雪「私の音って、どんな音か」
ミク「…よかった。本当の想いをみつけられたんだね
これでやっと、一緒に歌えるね」
奏「え?」
ミク「本当の想いから、歌が生まれようとしている。ほら…」
絵名「…何か聴こえる…?」
瑞希「もしかして、これがミクが言ってた…?」
『本当の想いから生まれる、歌…?』
雪「この歌が、私の本当の想い…?でも私はまだ、何も見つけられてないのに…」
ミク「ううん、まふゆは見つけられたんだよ
セカイが…そして歌がここにあるのが、その証拠」
雪「ここに…私の想いが…」
ミク「うん…だから、一緒に歌おう」
雪「…ミク」
ミク「?」
雪「……ありがとう」
ミク「さあ、6人で歌おう」
絵名「え?なんで私達まで…」
ミク「本当の想いは、あなた達がいなければ見つけることができなかった
4人とも、ここに来てくれて、ありがとう」
絵名「べ…別に私は、雪に文句言いに来ただけで…」
瑞希「来てくれてありがとね〜えななんっ♪」
絵名「…Amiaに言われるとイラっとくるんだけど」
瑞希「えー!?ひっどーい!!」
『まあ、結果的にいい方向にいったんだし、よかったんじゃないか?』
絵名「確かにそうだけど…」
ミク「フフ」
奏「…さあ、歌おう。雪」
雪「…うん」
〈悔やむと書いてミライ〉〜〜♪
雪「…そうか、わたし
"見つけてほしかった"んだね、ミク」
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nyankit - もしかして寝太郎って……… (2023年4月3日 13時) (レス) @page10 id: 2c9231e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:耀(よう) | 作成日時:2023年4月1日 18時