検索窓
今日:14 hit、昨日:11 hit、合計:44,490 hit

24. ページ24

奏「自分の作る曲は、古くて、受け入れられないって



わたしはそれに気づかないで、無理して笑ってるお父さんに自分が作った曲を聴かせた



…それが、お父さんを余計に追いつめた。自分には、こんな曲は作れない…って思わせた



お父さんは絶望して、倒れて…。もう、曲が作れなくなった」



『だから、あんなに誰かを救えるような曲を作ることに執着してたのか…』



瑞希「それは…でも、本当に奏のせいなの…?」



奏「…わたしのせい、だよ。わたしが大切なお父さんを傷つけて、お父さんにとって一番大切な音楽も、未来も奪った



だから__どうしようもないくらい消えたくなった



でも、お父さんは、わたしに曲を作り続けるんだよって言って…だからわたしは…



誰かを救う曲を作り続けなくちゃいけないって思って、生きてる



どれだけ絶望している人でも救える曲を、消えたくても作り続けなくちゃいけないって」



雪「…」



k「だから…わかるよ。雪の気持ち



雪と、少しは違うかもしれないけど」



雪「…そう



kは、お父さんに呪われてるんだね」



k「…」



雪「消せない呪いがあるなんて、かわいそう



でも私は、kの呪いなんてどうでもいい。そんなものに、私を巻き込まないで



kは、自分が救われたいから、私を救おうとしてるだけ。必死になって、悪あがきしてるだけ



…そんなの、お互い苦しいだけじゃない



kだって本当は…消えたいんだから」



k「…そうかもしれない。でも…」



"ミク「同じ気持ちがあるから、何にも届かなかったあの子に、唯一、奏の曲は届いた



足りてなくても…ただひとつ、届いてたんじゃないかな」"



奏「雪に、わたしの曲が届いてたって知ったから



だからわたしは…わたしの曲で雪を救いたい。まだ可能性が残されてるなら、絶対に救いたい



例えそれが、呪いだとしても」



ーーー
明日と明後日、お出かけに行くので更新できないと思われます
(2023.4/29,30です)

25. それでも救いたいから→←23. ふたりの呪い(少しだけ前話の続き)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
232人がお気に入り
設定タグ:プロセカ , ブルーロック , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nyankit - もしかして寝太郎って……… (2023年4月3日 13時) (レス) @page10 id: 2c9231e74c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:耀(よう) | 作成日時:2023年4月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。