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絵名「…は?何それ…?ふざけないでよ!
何も知らないですごいすごいって騒いでる私を、どういう気持ちで見てたの?
馬鹿だなって思ってたってわけ!?」
瑞希「ちょ、ちょっと、落ち着いてよえななん!雪も、もうちょっとちゃんと話そうよ。ね?
ねえ、雪がOWNだとしてもさ、OWNで曲を作りながら、ニーゴでもやって行くのはムリなの?
いくらなんでも急すぎるし、ボク達も…」
雪「私はもう、ニーゴにいる必要がない」
瑞希「えーっ…と…?」
雪「…ニーゴにいても、足りなかったから」
『…足りなかった、って…』
雪「…初めてkの曲を聴いた時は、少しだけ、救われたような気がした
だから、kのそばで探せば、見つかるかもしれないって思った
でも…それじゃ足りなかった。見つけられなかった」
奏「…あ…」
『…あの時の…!』
"雪「__kの曲に、救われたような気がしたんだ」"
奏「…救えて…なかった…?」
『…っ』
雪「kと一緒にいて見つからないなら、もう、自分で見つけるしかない
…ミク、もうこれ以上、この人達と話すことはない。ここから追い出して」
ミク「…そう。…あなたは、本当にひとりで見つけられるの?」
雪「…ミクが、私が、まだ私を見つけられるっていうのなら、全部捨ててでも探し出す
…私には、それしか残されてない。もしそれでも見つからないなら、私はもう…消えるしかない」
ミク「…」
絵名「だから、あんたさっきから何言ってるのよ!救われたとか消えるしかないとか、バカじゃないの!?」
瑞希「うん。一度ちゃんと話そうよ。雪もちょっと変だしさ」
雪「変?私が変なら、あなた達だってそうでしょ
だって本当は、kも、えななんも、Amiaも、海も__誰よりも消えたがってるくせに」
奏・絵名・A「『…っ!』」
瑞希「…」
雪「どうして、私だけが変だなんて言えるの?」
瑞希「…ホントに、どうしちゃったの雪?それに僕が消えたいってどういうこと?
ボクは毎日楽し〜いし、そんなこと思ってなんて…」
雪「…そういうの、もういいよ
Amia。あなたはいつも楽しそうにしてるけど、私が言ってることの意味、全部わかってるんでしょ?」
瑞希「…へぇ」
雪「…とにかく、もう、疲れた
ミク。このセカイに、この人達はいらない」
ミク「…うん」
ーーー
気付いたら瑞希と同じ歳…
時の流れって早ぇ
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nyankit - もしかして寝太郎って……… (2023年4月3日 13時) (レス) @page10 id: 2c9231e74c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:耀(よう) | 作成日時:2023年4月1日 18時