【鬼滅の刃】ねぇ無一郎くん、こっちを向いて。

ねぇこっち向いて 12 ページ13

無一郎side


_________


ある晴れた日。






無一郎「しのぶさん、こんにちは」







しのぶ「あら、時透くん。どうしたのですか?またAさんの可愛いところだの好きなところだの話に来たんですか?」






僕は今日非番だから蝶屋敷に来てる。
勿論、明確な目的があってね。
いつもは惚気話しに来てるんだけど。






無一郎「今日はちょっとした野暮用があってね。」






そう言って僕は近くの椅子に座る。






しのぶ「野暮用?」









…









無一郎「ねえしのぶさん、惚れ薬ない?」





しのぶ「は?」←





そういった僕に対してしのぶさんはニコって微笑んではいるけど、何言ってんだてめぇって感じの雰囲気。
僕は至って真面目なんだけどなぁ





無一郎「いやしのぶさんなら作れるかなって」





しのぶ「そういうことじゃねぇよ」←







はあ、なぜなんです?とため息をついて腰に手を当てて僕の前に来るしのぶさん。







無一郎「なんでって、Aを完全に惚れさせたいの。」





しのぶ「惚れさせる必要なんて…」




無一郎「うん、ないよ」




あるわけない。
だってAは僕が好きなんだもんね。



じゃあなんで、とでも言いたげな顔。
ふふん、それはね…




無一郎「Aが僕のことが好きなのを世間にさらけ出せば完全に僕のモノになるでしょ?(黒笑)」



しのぶ「」









しのぶ(だめだ、この子本当に危ない)

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