序章 ページ1
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「ふわあぁ」
眠たい目をこすり、時計を見ると午後十二時すぎを指していた。少々寝すぎてしまったようだ。
「あぁ......暇だ」
今は夏休みど真ん中。宿題も終わり、することも何もない。だって受験は去年終わったんだもの。
取り敢えず、友達と遊ぼうと思い、友達の家に向かうことにした。
お昼ご飯何食べよっかなぁ……なんて考えてると、女の子が猫を追いかけているのが見えた。
「待ってよー!」
猫足速いな......なんて思っていたが、気づいてしまった。
「ちょっ!そっちは!」
少女が向かってる場所は......交差点だ。このままいくと彼女は……
「間に合えっ!」
全力で走った。多分今なら、日本代表になれる。陸上100メートル出れる。「A選手やりました!金メダルです!」という声がどこかから聞こえる。
一台の大型トラックが、彼女に向かって走ってる。彼女は猫に夢中で気がついてない。
「……間に合わない……なら!」
私は少女を押しのけて、トラックに飛び込んだ。
“大丈夫だよ”
そう少女に口パクで伝え、私は目を閉じた。
一つだけ思うことを言えば……
ごめんね猫……君は助けられなかった
助けられなかった一つの命のことだろう。
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にゃーちゃん - 好きです…っっ!!!まぁじで作者様神作しか書きませんねありがとうございます(早口)更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年9月17日 18時) (レス) @page10 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
フォーマルハウトの書片 - ずっと前から応援しておりました。 これからも応援しております。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: 0274745d66 (このIDを非表示/違反報告)
きい - タイトルみて飛んできました。弓使いほんとすきなんですよ。。。素敵な作品ありがとうございます今から読むので楽しみですo(^-^o)(o^-^)o (2019年4月6日 0時) (レス) id: 908a4fbf0a (このIDを非表示/違反報告)
暇人114514号 - ショタ…凄く可愛い… (2019年4月1日 10時) (レス) id: ddbe8a73a8 (このIDを非表示/違反報告)
真黒 - 更新頑張ってください (2018年10月6日 9時) (レス) id: 36145c8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まい | 作成日時:2018年9月14日 16時