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「え、なんか黒柳さんみたいな方が、いらっしゃいますけど…
お？うぉ？え？え？………わっ
えっ、なんか、なんか暗くないですか？
え？めちゃみちゃ暗、わ、え、ライターライター。
うぉーかわいい…？かわいい子がいるね…？
あ、横に行けるんだね、うおうおうお
うひゃああああああいやああああああああ！！！！
きもいいいいきもいきもいきもいきもいきもい！！！」
youtubeとニコニコに動画を投稿した。
なかなか再生回数が伸びないけれど、ぱらぱらとコメントや高評価をつけてくれたり、
チャンネル登録をしてくれた人も少しいた。
はじめてコメントしてくれた人は、
【翔太】さん。
『声がすごく可愛いですね！顔出しはしないんですか？これからも応援します！！』
顔出しかあ…
特に考えていなかったけれど、マスクしてれば大丈夫かな…？
うん。そうしよ。
マスクをして、目元だけ顔出し。
「うん。決まった！」
キ「何が決まったの？」
「わ！キヨくん！びっくりさせないでよ…」
キヨくんは座っていた私の事を後ろから抱きしめて、バックハグをしてきた。
キ「動画あげたんだね、もう俺コメントも高評価もチャンネル登録もマイリスもしちゃったー！」
「えー！ありがとー！」
キ「まあ、なんかイチコメは取られたんだけどさ…！」
私は立ち上がってキヨくんに向かい合い、今度は真正面から抱きしめる。
「いいの…。キヨくんに見られちゃったのはちょっと恥ずかしいけど…。嬉しいよ」
悲しそうな表情をするキヨくんに微笑みかける。
キ「そお？面白かったよ！これ伸びるわ」
「本当？良かったー！」
正直、この動画が面白かったのかはわからない。
でも、彼が面白いと、一言言ってくれただけで、私はすごく勇気づけられるんだよ。
「キヨくん、ありがとう」
キ「ん？何も、俺はしてないよ。
全部Aの頑張りだよ。」
私を包み込むキヨくんの体温があったかくて、涙が出そうになった。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
キ「あ、今何時だ？！」
キヨくんは私を抱きしめていた腕を放した。
「今？今は、うーんと…14時ぴったりだね」
キ「やっべー！今日最俺の撮影じゃん！！」
「じゃあすぐに行かなきゃ！キヨくん急いで急いで！」
キ「靴下どこだ靴下！」
「はいっ！」
キ「サンキュ！」
「それじゃ、キヨくんいってらっしゃい！」
キ「うーん、Aも来てくんない？あいつらに紹介する。」
「え？」
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雑食の林檎(プロフ) - *〜ゆら〜*さん» コメントありがとうございます!!ゆらさんのお陰で頑張れます!!これからもよろしくお願いします (2020年8月30日 2時) (
レス) id: 0a1352cbdd (このIDを非表示/違反報告)
*〜ゆら〜* - 面白いより自分がその気になります。頑張ってください…!! (2020年8月30日 0時) (レス) id: 7c4adda471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雑食の林檎 | 作成日時：2020年8月16日 13時
