【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

5.最終選別へ向かう ページ6

.





夜も開け、朝日が差し込める。

最終選別はいよいよ今日。待ちわびた、待ちわびたよ。今日の今日まで厳しい修行に耐えたぞ。



きっと！きっと今頃炭治郎君も鱗滝さんの家を出ているんだろうな!!個人的に炭治郎君は髪長い方が好きだけど今切ってるんだろうな。でも短いのも好きだよ。切実に。




「菊華さん！私そろそろ行くよ！」

「そうか、生きて帰ってくんだよ」

「うん！」

「私が教えた全てを生かすこと。あと人様に迷惑かけないことだよ！分かったか！」

「うんん!?」



本格的に菊華さんがお母さん化してきた。

いやこんな綺麗な人がお母さんなんて万々歳だけどね、菊華さんめちゃ可愛いもの。



トリップ最強だな。死ぬ時は怖かったし痛かったけど。




「さあ、行ってきな！」

「行ってきます！」

「定期的に帰ってきなよ」

「うん！絶対また帰ってくるよ！」




やっぱり別れは名残惜しいな。でも最終選別が確か七日間生き残ることだったから帰って来れるは帰って来れるのか。


菊華さんに手を振り、家を後にした。




.





「"愛の呼吸"か……」



去っていくAの後ろ姿を見ながら、菊華はこんなことを呟いた。

ここ1年間、修行に耐え忍んだAが身につけた呼吸。やはりこれは菊華から受け継いだものだ。菊華の実年齢は実に齢73歳。Aに言うのを忘れていたと菊華は思ったらしい。



「あの子は素質がハンパじゃないからな」



"愛の呼吸"

全生物を惹かれさせる貴重な呼吸。菊華が柱だった頃生み出したのだ。教えたとしても、これを取得出来るものはごく僅か。


しかしAは少し教えただけでやってのけた。最初からAの才能を見抜いていたからこそ菊華もAを拾ったのかもしれない。

欠点があるとすれば、"鬼にも愛される事"だな。




「まあAなら大丈夫だろう」



言葉とは裏腹に、菊華の顔は心配で満ちていた。愛の呼吸は人間、鬼、自然に愛される。それがデメリットになる事もある。



Aが居なくなった部屋には、静けさだけが残っていた。

6.手のイケメンさ→←4.凄い強いらしいぜ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す