【鬼滅の刃】色々ツッコミたいけどとりあえず自分の顔が可愛すぎる。

32.輝哉様降臨 ページ33

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凛とした声の主は、最終選別の案内役に似た白髪の子供二人。産屋敷輝哉様の子供だ。


その直後に聞こえた安らぐ声、




「良く集まってくれたね。私の可愛い剣士(こども)たち。今日は随分と元気そうだね」




産屋敷輝哉様、本人だった。





「あ……ひぎゃん！！！？？」

「五月蝿ェ、お館様の前だぞ」



唐突なお館様の登場と心地の良い声に見惚れていれば、肩を強く掴まれ体を下げられる感覚。


実弥さんが無理矢理頭を下げさせたのだ。横目で柱を伺えば、全員膝をつき頭を下げていた。




これは出遅れた私が悪い！悪いけどそんな強く肩掴みます！？10代だけど五十肩行きそうな感覚なんだけど！！実弥さんには女でも可愛くても効かないってか。・・・そんなところも切実に大好きです。





「今回の柱合会議も顔ぶれが変わらずに迎えられたこと嬉しく思うよ。Aもそこにいるのかな？実弥、乱暴はいけないよ」

「……御意」




お館様の言葉に実弥さんには渋々離してくれる。しかし瞳は鋭かった。めっちゃ怪しまれてるやん。



ていうか肩痛っ！！？どんだけ強く掴んだんだよ！！！！




「お館様におかれましても御壮健で何よりです！」



そんな清々しい笑顔で言う煉獄さん。


好き、いや惚れる。絶対煉獄さんが学校の先生とかやってたら惚れてたと思う。先生との禁断の恋とか憧れてたよなぁ。実際こんな人いなかったけどね！本当いませんでしたけどね！！(2回目)







「お館様、畏れながらこの柱合会議の場に階級癸の女が在籍しているのは何故なのでしょうか」

「俺も、説明を頂きたく存じます」




伊黒さんと実弥さんが私を横目で見つめ、揃って言い放つ。


そんなに忌み嫌わなくても良くない？とちょっと悲しくなった瞬間だった。




「あの、私も何故ここに来るように言われたのか未だ理解出来て無くて」

「そうだね。Aも実弥達も混乱させてしまってすまない。まず結論を言えば」




"Aには柱の任務に同行して欲しい"




と、文字通り結論を言われた。




「……へ？」

「任務に同行？」

「癸女が？」

「？」




私の間抜けな声を筆頭に、次々と漏れ出る柱達からの疑問の声。柱達の反応、当然と言えば当然だろう。私も全然理解出来ないのだから。



あの、結論が飛びすぎて混乱してるのですが。

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