関西愛ランド【３】 (ページ21)

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- 料理ページ21

〔 you side 〕

「今日は何するつもり」

本日はさのすえが遊びに来てる
なんかスーパーの袋を大量に持って
遊びに来てくれたんやけども…

「だから何すんのて」

誠「キッチン借りるわ」

佐「任せて、Aちゃん」

「怖い怖い。なあ包丁とか持ったあかんて」

佐「せーちゃんを信じて！」

「信じられへんて、ほんまに無理い！！」

誠「なんっでやねん！」

佐「まあまあ、座っといて下さい」

「 ……… 」

と言って晶哉ちゃんに肩を掴まれ
そのままソファへと座らされる

なんかまずい予感しかせえへんけど…

「はあ、心配」

その間もきっと二人は料理をしてるが
聞こえるのは、もの凄く
茶々を入れたくなる言葉ばかり

誠「なあ、一口大ってさ」

佐「はい」

誠「大きめの一口って事？」

佐「えっちゃいますよ」

誠「えっやって、一口大やん」

佐「普通に一口で良いんすよ」

誠「どゆこと！？」

佐「えっ？これ料理出来ます？」

誠「これどうやって切んの」

佐「 Aちゃーーーーん！！！」

ほれ見てみ。呼んだやん
何が座っといてやねん

「もーーーう、やから言うたやん」

佐「だって誠也くんが！」

誠「ちゃうねん！一口大が分からんねん！」

「こうやって切るんやて、普通に。大きい一口って聞いた事ないわ」

「「あーっ」」

佐「やっぱさすがAちゃんですね！」

「もうあんたら座ってて。頼むわ。今この一瞬だけでキッチンここまで汚す？？？」

「「すんません」」

「はよ座って。秒で作るから座って！」

「「はいっ！！」」

佐「レシピはそれです！師匠！」

「あーこれ作るねんな、もうスマホ要らん」

誠「えっ？！いらんの！？手順は？」

「感覚でやったら出来るわ！！」

佐「ここで見てていいすか！？師匠！」

「見て勉強しなさい。ママがいつまでも作ってくれると思ったら大間違いやで！」

佐「はいっ！師匠！勉強になります！」

誠「これ勉強になんの？」

佐「師匠！誠也くんが口答えしてます！」

「誠也くんはラップから練習しなさい！はい！ラップして巻いて、これ」

誠「どうやんの、これぇ… 」

佐「僕が持っとくんで巻いちゃって下さい」

誠「えっ切れへん」

「もーう。ここに親指おいてクルッと手首捻る」

「「わーっ！！」」

「もう二度と私の家で料理はさせません！！」