【原神】今日から私、執行官になりました。

実戦【2】 ページ40

ピシッ！


遺跡守衛のコアにヒビが入った


遺跡守衛「ググゥ……」


ドスンッ！


遺跡守衛はコアが損傷したためしばらく活動停止状態に入った


リドル「はぁ…はぁ……どうだ？！」


遺跡守衛「………………」


トゥマコ「やったのか……俺たちが……？」


A「いや、コアが完全に破壊されてないから倒せて…」


ミーア「えい」


バキィッ！！


何かが割れるような音がした


ミーア「これでいいの？」


ミーアが遺跡守衛のコアを破壊していた


遺跡守衛「グググググ…グ……」


ドサンッ！！


遺跡守衛は完全に機能を停止した


リドル「ははははははっっっ！！」


リドルは突然笑い出す


トゥマコ「クッ……！！」


トゥマコは必死に笑いをこらえている


A「ぷくくっ…」


私も吹き出しそうになった


ミーア「ちょっと、3人とも私おかしいことした？！」


リドル「いやいや！ふふっ！だって、お、俺らが話してる途中で…ブフッ！勝手に倒しちゃってるからっ！あははっ！！」


トゥマコ「こ、これは傑作だな…ククッ！！」


ミーアの顔が赤くなる


ミーア「勝手に倒してごめんなさいねっ！！」


A「ミーア最高…ふふっ！！」


ミーア「ふ、ふんだっ！////」


その後、休憩も兼ねた談笑を皆と楽しんだ


…………


それからしばらく経ち、辺りが暗くなり始めた夕方頃


リドル「よし！そろそろモンドに帰るか！」


トゥマコ「そうだな、このままでは日が落ちてしまう」


夜になれば様々な魔物が現れるため危険だ


ミーア「私もお腹空いてきちゃった、早く帰ろ」


A「そうだね…！」


よいしょっと…


その時だった


「ギィィィィィィッッッ！！！」


耳を劈くような音が鳴り響いた


リドル「ぐぁっ！」


トゥマコ「くっ！！」


ミーア「っ！何よこれっ！」


3人は耳を抑えてうずくまる


家を持たずに生きる私にとってこんな轟音は日常茶飯事だ


A「後ろ…？」


振り向いた瞬間、血の気が引いた


A「あ……………」


？「ギギィィィ」


そこには悍ましい姿の遺跡守衛のような何かが佇んでいた


3人とも起き上がる


ミーア「A…これ、何よ？」


答えはわかっていた


いや…コイツしかいない


A「ベタ…」


リドル「ベタ…何だそれは、聞いたことないぞ？！」


トゥマコ「こいつは遺跡守衛とは違うものなのか？！」


そんなことより早く皆を逃さないと…！


A「走って！！」

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