夜【2】 ページ34
ディルック「自分の身を犠牲にしてまで他人に尽くす…Aはそれが当たり前だと思っているだろうが、なかなかできる事ではない…」
ジン「私もそう思う…ただ、A…あの時は本当に心配したんだ……夜になっても姿を見せないから…」
ジンは暗い表情で話す
ディルック「知らないと思うが、ジンは騎士団の総力をあげてAの捜索をしたんだ……何日、何年も…Aが見つかるまで行うつもりだったらしいが…」
ジン「もちろんそのつもりだ。Aを失いたくはなかったからな…」
ディルック「そうだな…」
そこまで私のことを思って…！
ジン「ディルックも裏ではAのことを必死で捜してくれていたんだ…」
ディルック「それは言わなくてもいいだろう…」
2人ともこんなに心配してくれていたなんて…
勝手に涙が溢れてきた
A(ぐすっ……)
ディルック「な、泣いているのか…？」
ジン「(ニコッ)」
ジン「大丈夫…泣きたい時は泣けばいいさ…」
彼女は私を撫でてくれた
………
少し落ち着いた頃
ディルックは私を心配してか、質問をしてくる
ディルック「A…しっかり休めているか？」
A「うん」
が…
ジン「本当は疲れているな？モンドには先程来たばかりだし…今日はゆっくり休んで、明日に備えたほうがいい」
見透かされた
さすが、ジンには敵わないや
A「そうだね…2人とも今日はありがとう。おやすみ…」
ジン「うん…おやすみ」
ディルック「あぁ」
聞いた話によると、私が帰ってきたという報告があった瞬間に2人とも駆けつけてくれたらしい…
ジンは公務中、ディルックはワイナリーでの仕事中…にも関わらず、ここまで会いに来てくれた
感謝だ…
その後、私は手を振って2人を窓から見送った
……………
ジンとディルックを見送った後…
A「ふ、ふぁぁ〜……」
大きな欠伸が出る
A「そろそろ寝ないと…」
私はゆっくりとベッドに戻った
A「………」
ベッドに入って明日以降について考える
これからどうなるのか予想はできないが
常に最善の選択ができるようにしておこう…
それに、今もタルタリヤは私の事を捜しているだろう
私は「ファトゥス」なんだから…
少しは自覚しないと…
そのまま私はゆっくり目を瞑った
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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます！(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (
レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな！自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…！応援ありがとうございます！！ヽ(｀▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです！更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニoニ | 作成日時：2022年7月18日 19時
