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記憶 ページ30

退屈な昼を過ごし、モンドも闇に包まれようとしている時だった


ガチャ…


扉が開きバーバラが入ってきた


掃除が終わったのだろうか


バーバラ「A…寝てる?」


A「ううん…起きてるよ」


バーバラ「ちょっとお話しない…?」


バーバラの方からなんて珍しいな


A「もちろん」


そう言うと、バーバラはにこりと微笑み私が寝ているベッドの端に腰掛けた


バーバラ「久しぶりだね…こうやって2人きりでゆっくり話すのは…」


言われてみればそうかもしれない


最後に会ったのは数年前…


あの事件の時に離れ離れになってしまったのだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜数年前に遡る〜


私はあの時、聖職者になったばかりだった…


毎日同じような事で怒られて…


何回やっても失敗ばかりで…


挫けそうになった時に


あなたが現れた…


A「ねぇ、キミ…大丈夫?」


バーバラ「え…?」


私とあなたの初めての出会いはモンド城の橋の上だった…


その一声で救われたんだよ…


……………


それがきっかけで何回も会うようになった


A「キミの夢は何?」


バーバラ「う〜ん…その、は、恥ずかしい…」


A「大丈夫だよ〜!笑ったりしないから、自分に自信持って」


バーバラ「絶対に笑わないでよ…?私の夢はね…」


あなたは私の夢を素晴らしい夢と言ってくれた…


それがとても嬉しかったよ…


バーバラ「あなたの、夢は…あるの?」


A「私は、この世界を旅してみたい!」


バーバラ「!?」


あの時の衝撃は今でも忘れない


ただ、この広大な世界を旅してみたい…なんて言う人はあなたが初めてだったから


あなたは立派で…私と住む世界が違うなと思った


その頃から、私はあなたに惹かれていたのかもしれない


……………


教会の休憩時間になる時は、毎回橋の上で待ち合わせてたよね…


バーバラ「あっ、A〜!今日いいことあったの、聞いて聞いてっ!」


A「ふふっ…バーバラ落ち着いてよ〜」


小さい頃から聖職者になるために勉強ばかりしていたから、友達は少なかった…


唯一の友達と言える人が、Aだった


私の大切な大切な人だった…


それからも嬉しいことがあったり、悲しいことがあったりした時でさえも、Aは話し相手になってくれた…

悲劇→←思い出の地【3】



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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます!(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな!自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…!応援ありがとうございます!!ヽ(`▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです!更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニoニ | 作成日時:2022年7月18日 19時

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