邂逅【2】 ページ11
緊張で唇が震えるのを我慢して答えた
A「わ、私とタルタリヤは…モンド地方のドラゴンスパインで初めて会いました…」
【道化】「貴様の故郷は何処だ…」
故郷…
私は両親も知らないし、生まれ故郷もわからない…
私がある年齢になるまで、世話をしてくれていた人はいるらしいが、その人の記憶も今は残っていなかった
今まで様々な地域を転々としながら一人で生きてきたのだ…
A「え、えぇと…」
困る私を見て、タルタリヤは察してくれたのだろう
タルタリヤ「ちょっとちょっと…そんなに俺の相棒をいじめないでくれよ…?彼女にだって答えられないことくらいあるんじゃない?」
【道化】は彼に視線を向ける
【道化】「【公子】…貴様がここまで連れてきたのか?言ったはずだ…これ以上部外者を招き入れるのは止めろと…」
【道化】は彼を睨むが、それに臆することなくタルタリヤは笑顔で答える
タルタリヤ「うん、そうだよ?だって、雪山で倒れてたんだし…あのままほったらかしにしてたら凍死してしまうよ」
【淑女】「まぁまぁそれはご立派なこと」
突然、椅子に腰掛けていた高圧的な女性が立ち上がる
彼女はそう言いながら私に歩み寄ってきた
【淑女】「アンタ…Aといったかしら?」
A「は、はい…」
その女性は、私の頬を優しく撫でて言った
【淑女】「アンタ…可愛い顔してるわね…?その顔が恐怖で崩れる様を見てみたいわ」
何か恐ろしいことを言っている
タルタリヤ「ここでの勝負はやめてくれないか?」
この【淑女】という女の人は私に戦いを申し込んできたのだろうか?
【淑女】はタルタリヤの方を見る
【淑女】「はぁ…どうしてアンタは毎回毎回、面倒事をもってくるのでしょうね…?」
タルタリヤ「面倒事だなんて失礼だね…?これは、俺にとって…」
途中で話が遮られた
【道化】「先程から喧しいやつらだ…」
【淑女】「………」
【公子】「………」
二人が静かになる
【道化】は私の方を見る
【道化】「貴様は【公子】とともに外に出るがいい…その後、「審判」を執り行ったのち、判断をする」
……………
〜門の前〜
その後、私とタルタリヤは門の前で待機することになった
A「私が来ても驚かない様子だったけど…」
タルタリヤ「俺が予め話をしておいたからだろうね」
聞くと、ここに到着する前には私がファデュイに入ることは知られていたらしい…
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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます!(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな!自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…!応援ありがとうございます!!ヽ(`▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです!更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニoニ | 作成日時:2022年7月18日 19時