J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ10)

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侑李side

涼「ちねぇ、一緒に寝よ…？」

侑「うん、良いよ」

僕達は二人で寝ることに

やたらとくっついてくるから寂しいのな？寒いのかな？

涼「ちぃちゃ、あったかいね……」

侑「涼介眠いのー？」

涼「んぅ、ねるぅ……」

長い睫毛がよく目立つ。可愛い寝顔を横に、僕も目を瞑った

それから、どれくらい時間が経ったんだろう

僕は涼介の咳き込む声で目を覚ました

涼「けほっ、けほけほっ…！はぁっ…」

侑「涼介！？…ごめんね、気付くの遅くて…。ゆっくり息しよっか」

涼「すぅー、けほけほっ…！はぁ…」

侑「そうそう、上手だよ」

治るまでずっと背中をさすってて、気がつけば10程経っていた

その頃になるとグッタリとしてて、もう一度熱を測った

涼「はぁ、はぁっ…、けほっ、…」

侑「…39,1って…。涼介辛いよね…ごめんね…」

謝ると力なく微笑んでくれた涼介

ぬるくなった冷えピタを交換して、頭を撫でる

涼「…んん、っ…。ちねぇ、ありがとっ…」

侑「ううん、早く治そうね」

涼「う、んっ」

そして涼介はまた目を瞑った

次の日

涼「ん、ー……。っ、え…？知念っ…？」

侑「あ、涼介おはよう！僕早起きしてご飯作ったから！それと、熱測って！」

涼「んぁ…そっか…」

お粥を作り終えた頃には涼介も目覚めてた

昨日よりは意識がはっきりしてるようだけど熱はまだ38度

涼「ありがと…。いただきまぁす」

侑「自分で食べるんだ…？」

涼「あ、当たり前じゃん」

て事は昨日のことはあんまり覚えてないのか

あの事は僕だけの秘密にしたいし、言わなくて良いや

でも、甘えられるのも悪くないけど

僕には似合わない…。やっぱり涼介に甘えたい…

侑「涼介…」

涼「ん？」

侑「ぎゅぅ…」

涼「…//////熱上がるからやめろっ…！」

ふふふ、やっぱりいつもの涼介が一番…♪

涼介のインフルエンザは次の日には完治しました