小説・キャラ募集企画のための素敵なキャラの作り方【キャラメイク講座】

卑屈、感情や愛情が分からない設定について ページ6

前項に記述した暗い過去が原因でこうなってしまった、と言うのは、

ストーリーの展開として分かります。ええ、大いに分かりますとも。

ですがこれも、簡単に解決されては堪ったもんじゃあありません。

ちゃぶ台をひっくり返したくなります。

まずはこの設定に対する見解を整理しましょう。

卑屈とは

「いじけて、必要以上に自分をいやしめること。必要以上に自分を卑しめて、

他にへつらうこと。おどおどしていじけていること。」

と辞書にありました。

しかしよく見られる卑屈なキャラは、自分を貶すだけ貶しておいて、

更に他人も態度に出して見下すのです。

へつらってないじゃないですか！

ちなみにへつらうとは

「人の気に入るようにふるまう、またお世辞を言う。おもねる。こびる。追従する。」

ということ。貶すとはまったく別の意味ですね。

心の中では何を思っていても、お世辞を言って媚を売り、自分を卑下するのが卑屈です。

いいですか、卑屈とは決して言い意味ではないです。

自分を下げたいだけなら謙遜しがちとか謙虚辺りで止めておきましょう。

感情や愛情が分からない、という設定は、少し難しい部分があります。

なぜなら、自分も「感情が分からない状態」というのを理解しなければいけないからです。

そしてそのキャラは、そのように振舞わなければいけない。

感情が分からないということは、相手の気持ちを斟酌することも難しいでしょう。

ですので行動や言葉は、必然と機械的になっていくでしょう。

これをこうすれば自分に危害が及ぶ、それをそうすれば自分に利益が回ってくる。

このような思考が基盤となると思います。

ですので「私、感情が分からないの」と言うのに、

他の人に対し「大丈夫？」とか「嬉しそうだね」とかは本心からは言えません。有り得ません。



・キャラの気持ちになって考えること

・周りの状態とすり合わせて考え、不自然なところが無いかを常に考えること



この二つと、前項に書いた暗い過去設定の対策をあわせるのが一番の解決策といえるでしょう。

俺っ娘、僕っ娘について→←暗い過去の設定について

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