【HQ】続々・俺らのマネが悪女のターゲットにされたので全力で潰す。【男主】

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女とのトラブルで目をやって、トラウマになって、バレーを一度やめるとまで言い出して、Aが青城に来て。


本当に良かった、今回のことで失明しなくて。


百瀬がAの目を潰そうとして殺虫剤吹き掛けたとか、そういう情報ばかり入ってきて不安だったんだ。






…んで、すべての元凶のノドカチャンについてだが。




アイツの両親は相当娘に甘く、んでもって相当頭が悪いらしい。

謝罪しに来たと思ったら百瀬の家族に慰謝料を請求されたから北が怒って追い返したら、母親が弁護士雇ったとかなんとか。


意味わかんなくね？？

こっちはAが2度倒れるまでやられてんですけど。






『クソ百瀬あの女、完膚なきまでには潰し損ねた…』




つい口に出したら、Aに怒られた。





貴「お医者さんも先生も警察の人も、みんなどう考えても百瀬さんが悪いって言う。
じゃあそうなのかもしれないけど、でも結果として俺がいなければ百瀬さんは警察に捕まるようなことしなかったでしょ。

彼女の言う通り、俺が百瀬さんの人生を台無しにしたのは事実だと思う…」





…さっきから、言わせておけば。


人間、優しすぎてもダメだな。Aと出会ってよくわかった。

しかし「お人好し過ぎるんだよ」と怒鳴るわけにもいかず、俺は黙っていた。






…黙っていたら。


突然、後ろから誰かに話しかけられた。






「お前まだ自分が悪かった思てんのか？」


貴「へ？うん」






「さよか」と言って、その人はAの制服の襟首を掴んだ。





北「”Aがそういう考え方やめるまで通わせろ”言われとんねん、今日も行くぞ」



貴「は、信介！？なんで居んの…」



北「なんでてお前、俺が迎えに来な通院サボるやろ、精神科の」



貴「“精神科”強調すんのやめろ…！」







はよ兵庫帰って勉強しろこの受験生、
どの口が言っとんねんアホ、と激しく口論しながらも力は負けるようで、北にズルズルと引き摺られていくA。









貴「あ、花巻…！明日からちゃんと部活行きますって、コーチに言っといて！」







Aによって叫ばれたのは、俺を喜ばせるには十分な言葉だった。








“アイツ、バレー続けるってよ”。



…ムカツクから白鳥沢には教えてやんね。

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