ご機嫌ななめ *** ページ31
淳太
重岡「 は！？どーゆことやねんそれぇ！」
しげの無駄な大声に、スタジオ内も爆笑。
最初はテンション無駄に高くて、後半になると急に失速 。
みんながどっと盛り上がる瞬間とかに1人だけついてこれなかったり、
スタ「 ちょっと重岡さん？？興味もって？？笑」
重岡「 んはっ、すいません 笑」
スタッフさんに助け舟出されるくらい表情がなかったり 。
中間「 大丈夫？ 、」
重岡「 … ん、だるすぎる……………… 」
こそっと隣で聞くと、素直に不調を訴える。
いつもより背筋も伸びてへんし、
両手を椅子について、やっと座れてる感じ 。
スタッフさんにも体調不良は伝えてあるし、
メンバーも異様なくらい引っ張ってくれて 、
みんなで頑張れ、ってしげをサポートする感じ 、
なんか久しぶりやな 。
スタ「 はい、カット ！ 昼休憩にしましょう！」
「「 お疲れ様でした〜〜！」」
やっと1本撮り終えた 。
これから昼休憩挟んで、2本目 。
中間「 しげ 、おつかれ」
重岡「 ん … 」
フラっと立ち上がったと思ったら 、
言葉少なにスタスタ楽屋に戻ってしまって。
俺らが楽屋に着いたときには、すでにソファに横になってた 。
濱田「 ちょっとでもはやく横になりたかったんやな…」
中間「 しげ、俺ら昼飯にするけど 、しげも薬飲むんやったらあとでちょっとだけでも食べ？」
重岡「 ん………ぐあいわるい………」
返事になってへんけど 、
唸りながら反対側に寝返りをうって 動かなくなった。
そっとしといたろか 。
みんなでそう言って、俺らは昼飯を食べ始めて。
しげはその間、結局ずっと身体を起こさなかった 。
桐山「 そろそろよな、起こしとく？」
小瀧「 そやな 。しげー 、… えっ、ちょ、 大丈夫？ 」
近くにいたのんちゃんが起こしてくれたと思ったら、
焦り出す最年少の声 。
小瀧「 ちょ、淳太っ 、しげがやばそう！」
中間「 うわ、あっつ…… 、しげー？ わかる ？ 」
急いで駆け寄ると、ソファの上でガタガタ震えるしげ。
いつの間にこんな高熱出てたんや 。
重岡「 … …っ、 動けへん 、 はぁ 、 っ」
意識もなんかあやふやな感じで 、
ぶるぶる震える身体を押さえることも出来ないまま 、
寒い寒いってうわ言のように繰り返す 。
藤井「 俺ら謝ってくるから 。こっちよろしく」
桐山「 俺マネさんと連絡取るわ 」
一斉に、動き出した 。
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作者名：こゆ | 作成日時：2018年3月20日 8時
