幼心 **** ページ27
流星
しげのヘラヘラが止まらへん 。
重岡「 ええなぁ 、俺もおなかへったかも … 笑」
病院の先生が 、
無理のしすぎだ、こんなになるまでこじらせる大人は返せません 。
ときっぱり言い切ったから、様子をみて2日入院やって 。
熱のある身体ではしゃぎすぎた結果、熱は40℃越してて 。
ただの風邪やから心配はないらしいんやけど、
ただの風邪をここまでさせるなんて子どもじゃないんだから って。笑
俺らもマネージャーも反省 。
仕事柄無理せなあかん時もあるけど 、今日は無理さす必要なかったし 。
重岡「 なぁ、おなかへったって 〜 」
神山「 うん、これは流石に無理やから、しげこっちな。笑」
食料買い込んで夕食をとってた俺らを見て 、
ヘラヘラ笑ってる 。
どこにそんな食欲があんねんっておもったけど 、
目が食べたいだけでやっぱり食欲はないよな 。
重岡「 ん〜〜〜 ？ 笑」
ゼリーは1口つまんで 、おかしいなと笑いながら
あとは手を止めてにらめっこ 。
藤井「 な？ 今日はやめとこ 、点滴もあるし食べれんくても大丈夫 」
神山「 しげ、へらへらせんと 、ちょっと気持ち休めとき 」
小瀧「 そうやで、こんな時までにこにこ天使せんでええよ 」
やっぱりみんな思ってたやんな 。
ふつうに心配や、さっきまで震えながら泣いてたんに。
重岡「 してへん 、やっぱ自然となってまうっていうか〜 」
小瀧「 わかったって、もう喋んな。笑 」
重岡「 いやや、みんなとしゃべってたい 」
神山「 しんどいやろ？ 」
重岡「 ふわふわしてる 、なんか一周まわって気持ちいい 」
熱あがりきったから実際さっきより楽なんかな 。
声もうわずったふにゃふにゃした喋り方やし、息も荒いから
体調はもちろん最悪やろうけど 、気持ちは余裕があるんやな 。
しげがええなら、って結局ベッド囲んで4人で雑談 。
なんか、思い出すなJrの頃のこと 。
重岡「 なんか、 なつかし …… 」
ぽつりと呟いたら、ふわっと笑ってまた夢の中 。
神山「 ふふ、なんかええ顔してるな 」
小瀧「 な、もう遅いし泊まってこうや！ 」
みんな同じこと思ってたんや って 、
こんな何ともないタイミングで、思わずこみあげるものがある。
藤井「 ええね、それ 。」
きっとこれからも、ふと思い出すいちばん熱い記憶 。
一緒におれてよかったなって 、
これからも変わらず思えたらいい 。
End
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こゆ | 作成日時：2018年3月20日 8時
