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第27話 ページ29

エンジンシティの広場では、レースの状況を中継している巨大な野外モニターの前に沢山の人集りができている。Aを見送ったネズもレースを見る為広場へと足を運んだ。

画面右には現在の順位が表示され、各選手とポケモン達の飛んでいる姿が映される。
現在レースは中盤。Aの順位は3位、しかし着々とトップとの差は縮まっている。1番は前回大会を優勝したオンバーンに乗ったトレーナーだ。

ネズ「……」

「やっぱりオンバーンが勝つだろ」

ふと、聞き捨てならない言葉が耳に届く。
見れば褐色の、ネズと同じくらいの年の少年が隣にいた。

「よせん1位だとしてもよ、やっぱこんだけきょりも長いし初参加なんだろ?ぜってードラゴンタイプのオンバーンのほうが体力あるだろうしはやさもあっちが上だろ」

なぁ?とこちらに同意を求める少年にネズは首を振る。

ネズ「オレはそうは思わないね」

「はー?あのオンバーン前に優勝してるんだぜ?」

ネズ「だからなんだって話ですよ。勝負にぜったいはねぇです」

「じゃーオマエはだれが1位だと思う?」

ネズ「もちろんAとアーマーガア」

「えー?……まーたしかにあのアーマーガア強そうだもんな。でもAって選手まだオレさま達と同じくらいの子どもだぜ?レースけいけんもないみたいだし」

ネズ「でもオレは信じてるよ。それに、友だちを応えんすること位当たり前でしょう」


じっと真剣な眼差しで画面向こうのAを見つめるネズに、少し驚きターコイズブルーの目を瞬かせた少年はふーんとモニターに目線を戻す。


その瞬間、Aの乗ったアーマーガアがトップを飛び続けていたオンバーンを追い抜いた。



───────

A…
めちゃめちゃ楽しく飛んでる
興奮すると口角が▽みたくなる

ネズ…
レースを見に来たら選手名簿にAの名前があってびっくり
きっと勝てると思ってる
ただちょっとその装備は危ないんじゃないんですかね

少年…
皆様お察しの通り後のドラゴンストーム
やっぱドラゴンタイプが強いだろ!って思ってるけど果たして…



ハート、星、お気に入り登録誠にありがとうございます!
私もアーマーガア乗って空飛びたい……
中々キャラとの絡み書けなくて泣いてます

アーマーガアとAの関係は映画ヒックとドラゴンの主人公とそのらドラゴンをイメージしながら書いてます
ポケモン好きな人…異種と人の絆モノが好きな人ぜひ見て見て…
兎に角空を飛ぶシーンとか音楽が最高(突然の宣伝

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作者名:黒梨 | 作成日時:2023年5月16日 22時

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