第24話 ページ26
荷物と一緒にいくらかお小遣いも送られてきたので、ひとまずフライトゴーグルを安物だが購入しておいた。
残念ながら鞍は高額だったため断念し、念の為頑丈なひもを使いアーマーガアから落ちないよう結ぶことにする。
本戦のコースはエンジンシティ前から出発し、右回りでうららか草原を通過、そのまま巨人の腰かけを通りハシノマ原っぱまで直線上を行く。2本の橋は間をくぐり抜ける決まりになっており、2本目の橋を通過したら巨人の鏡池を通るルートでナックル丘陵へ。げきりんの湖を通る際は低空飛行となり、そのままストーンズ原野までいく。
そして帰りの1本目の橋は行きと違い低空飛行から高度を一気に上げ橋の上を通る事が義務付けられている。橋の頂点まで来たらそのまま下降、そして最後の橋も先程と同じように高度をあげる。最後の橋に行く際も上昇前の高度は指定されている為1本目の橋からずっと高度を上げたままでいることは出来ない。
エンジンリバーサイドの橋を越えればゴールは目の前である。ミロカロ湖からキバ湖・東を抜け、エンジンシティの門をくぐればゴールだ。
やはり山となるのは最後のハシノマ原っぱ、エンジンリバーサイドの橋だろう。高低差が激しい尚且つレースの後半となる訳だからポケモンのスタミナ切れが起きかねない。スタミナ管理、下降からどれだけスピードに乗れるかが勝負の鍵となるだろう。
勿論、それだけが勝敗を左右する要素とは言えない。
ワイルドエリアは広大だ。だからこそ、エリアによって天候が大きく異なる。快晴の場所があれば、猛吹雪の場所もあるのだ。これはポケモンにとって大きなハンデになる事が予想できる。
『どう思う?』
「ガァー!」
改めて地図を見るAとアーマーガア。
大丈夫かと尋ねればアーマーガアはなんの問題も無いと声高に鳴く。
まぁ聞いておいてあれだがAもアーマーガアに対して不安は全くない。とにかく本番で自分が落ちないようにする事だけ意識しようと思っている。
本戦はいよいよ明日。
予選1位通過と言えど油断は禁物だ。
───────
A…
初めての大きなイベントに武者震いしてる
アーマーガア…
吹雪だろうが砂嵐だろうがドンと来い
2人の空飛ぶテーマは“Where no one goes”だと勝手に想像してる。この曲ホントイイ。こんなに大空を飛ぶって感じの曲作れるのすごい。
ところでアニポケの▲▽さん真面目に鉄道員()しててびっくり(失礼)
▲さん表情豊かで「笑った!?」ってなった
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作者名:黒梨 | 作成日時:2023年5月16日 22時