34 鈍感 ページ34
Aちゃんを送ってきた宮田が帰ってきたけど、なんかすげー元気なくて……
「なんなの？この部屋を暗くしないでもらいたいんだけど。」
宮「うーん、ごめん。」
いつも明るい宮田が暗すぎる……
「Aちゃんとなんかあったの？」
宮「怒らせちゃった……。」
「何で？お前何したの？」
宮「よくわからないんだ。俺怒るような事言っちゃったのかな……」
Aちゃんが怒るって、よっぽど酷い事言ったんじゃないの？
「初めから教えて。何の話ししてたの？」
宮田から内容聞いてみてよくわかった。
俺はね…。
宮田はわからないだろうな。
どれだけ鈍感なんだよ。
俺と三人で会いたくない、宮田と二人がいいって言ってんのに。
好きって言ってるようなもんじゃん。
なのに俺と会うのが恥ずかしいんでしょ？って。
俺からAちゃんの気持ちは教えてあげれないけど、少しだけならいいよね？
「ねぇ、宮田。宮田はさAちゃんの事どう思ってるの？
やっぱり妹？」
宮「可愛い妹だね。いっつも俺にくっついてきてさ。それでね、大きくなったら俊くんのお嫁さんになるって言ってくれたんだ。
可愛いでしょ？」
それって今でも思ってるかもよ……
「宮田はAちゃんを自分のお嫁さんにしてあげたいって思わないの？
Aちゃん、めっちゃ可愛いお嫁さんになるよ。」
宮「俺のお嫁さん？俺なんかより玉の方がお似合いだよ〜」
「誰のお嫁さんになるかを決めるのはAちゃんだよ。
お前の気持ちはって話。」
ここまで言ったらさすがに気付いちゃうかな…？
宮「Aに恋心は……ないかな。
俺はAの幸せを見届けたい側なの。」
「それが宮田の本心なの？あんな可愛い子いないよ。誰かに取られちゃってもいいの？」
宮「Aが幸せならいいよ。」
なんか……泣いちゃいそう俺。
宮「俺、鈍感だったんだね。ここまでとは思わなかった。
今頃気付くなんてね。めっちゃAの事傷付けてたのかも…」
「ごめん……。俺気持ち気付かせちゃって。
Aちゃんが告る前にまずいよな…。」
宮「玉、ずっと知ってたの？Aの気持ち。」
「まぁね。だからなんか複雑な感じかな。」
宮田に想いが届かないのを知り、これからAちゃんが涙を流すと思うと……胸が痛い。
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yuna(プロフ) - karin11081206さん» コメントありがとうございます！楽しみに待っていてくれて、とても嬉しく思います☆明日も更新するので、是非読んで下さい。 (2019年1月12日 23時) (
レス) id: a2bc014d7e (このIDを非表示/違反報告)
karin11081206(プロフ) - 更新お疲れ様です！明日の更新が楽しみです！これからも頑張ってください。応援してます。 (2019年1月12日 18時) (レス) id: 24106bcb93 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - ゆさゆささん» ありがとうございます☆毎日更新できるように頑張るので、よろしくお願いします☆ (2019年1月2日 15時) (レス) id: a2bc014d7e (このIDを非表示/違反報告)
ゆさゆさ(プロフ) - 新作おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2019年1月2日 11時) (レス) id: 3c7ecbb04a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuna
| 作成日時：2019年1月2日 7時
