148話 ページ7
デイダラside
リーダーへの報告が終わり、それぞれ準備なり休むなりした オイラは休みたかったが起爆粘土の準備やオイラの作戦にともなってどういう風に爆弾を設置しようかと試行錯誤していた
「はぁ…オイラはオイラで悩んでんのに」チラリ
主「zzz…」
隣の石の上でAはぐっすりと寝ていた
「なぁ、サソリの旦那ァ Aって肝っ玉が据わってんのかすげぇ落ち着いてるよな? うん」
サ「そうだな、初めての任務の時も物怖じせず、アイツが暁である事も悟らせなかった もし、どこかの里に住んでいれば余裕で上忍になってただろうな」
サソリの旦那はAをかなり評価していた、基本他人には無関心な旦那にしては珍しい
「旦那にもそういうとこあるんだな!」笑
サ「フンッ うるさい……あぁ、そういや…」
「ん?」
突然旦那が何かを思い出したかのように語り始める
サ「Aの初任務で思い出したんだが、大蛇丸の木ノ葉崩しの事件 覚えてるか?」
デ「あぁ! もちろん覚えてるぜ!大蛇丸の野郎め今度会ったら粉々に消し飛ばしてやるぜ!うん!」
サ「その時対峙した火影は重傷を負いながらも、大蛇丸を撃退したって話になってるが…どうも世間の情報と俺が聞いた噂とは話がまるで違うんだ」
「どういうことだよ、旦那 そもそも旦那の聞いた噂ってのは?」
サ「それはな…あの事件の時、火影をら囲ってた結界が消えたあと 今度はそこに巨大な化け物が現れたって話だぜ」
「巨大な化け物? それで?」
旦那はあまり非現実的な話はしねぇ、そして確証のねぇ話もしない そういう人だ だから旦那の話にはなにか意味がある オイラはそう思った
サ「そして、Aの竜遁の術の中に死者を生き返らせる術があったな」
「つまり…火影は実際には死んでいてAが生き返らせるためにその化け物を呼び出した…って言いてぇのか?」
サ「そういう事になる お前にしては冴えてるじゃねぇか それにA自身の報告にもそれらを匂わす文言は何も無かったなぁ」
デ「つまり何か?旦那はAが俺達 暁を裏切るって言うのか?」
そう言いオイラは旦那を睨む
サ「そう睨むな 可能性の話だよ それよりそろそろ時間だぜ」
「………そうだな うん」
旦那に背を向け、オイラは起爆粘土のポーチを取り Aの方を見る
『お前は…オイラ達を裏切ったりしねぇよな…A…』
彼女の頬をそっと撫でた後…オイラはAを起こし、砂隠れの里に向かった
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←147話
53人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:溝呂木 | 作成日時:2020年5月13日 16時