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99話 ページ5

「はぁ〜、今日は楽しかった!」

オ「晩飯のときには悲惨なヤツもいたがなw」

「アハハッ それ聞かれたらオビトもあのゴーヤ食べさせられるかもよ?」

オ「それはゴメンだな…」

晩御飯を食べ終わったわたしはオビトと一緒に
あの崖に向かい ふたりで腰掛けて夜空を見ながら
話していた

「あ〜ぁ…明日の昼には帰っちゃうのかぁ…」

オ「仕方ないさ、元々お前の特訓も兼ねてのプチ旅行みたいなものだしな それにお前には中忍試験があるだろ?」

「そうだねぇ、わたし頑張るね!」

オ「と言っても、今のお前ならカカシや上忍の数人なんぞ簡単に無双するだろうな」

「簡単に言わないでよぉ…わたしは木の葉のみんなと戦いたくないの…」

オ「だが、いつかは戦うことになる お前の班のヤツらともな…」

「うん…」

自分でもわかっていた、自分は暁で…組織のためにいつかはみんなを裏切らないといけない…でも…

『わたしにできるのかな…』

そんなことを思ってると、オビトがわたしの頭に
手を置いた

「オビト?」

オ「そんなに抱え込むな、無理に覚悟を決めても
それはただのメッキだ…すぐ剥がれ落ち 仲間を危険に晒す……昔の俺がそうだった…」

わたしはオビトの過去を思い出す、敵に捕らわれたリンさんを救うためにひとりだけで向かうけど
逆に襲撃を受けて、助けに来たカカシ先生を負傷させてしまったことを…

オ「あの時のオレは弱かった…中途半端な覚悟で行ったせいで…」

「オビト…」

その時のオビトは酷く辛そうな顔だった…でも

オ「だが、お前は違う オレや暁のヤツらより強いからな きっと仲間を危険な目にあわせないだろう」

「買いかぶりだよ、それにみんなわたしより遥かに強いし」

オ「あの鬼鮫を行動不能にしたんだぞ! 十分だろ?」

「ううん、まだこんなんじゃダメ…もっと強くならなきゃいけないの! 嵐鬼流も発動に時間がかかるしそれに…この術も上手く扱えないと…」

わたしは自分の右手をじっと見た

オ「龍滅光…だったか?」

「うん、まだ連続で撃つことはできないけど…絶対に使いこなしてみせる!」

オ「そうか、なら頑張れよ!」わしゃわしゃ

突然オビトはわたしの頭を強く撫でまわす

「わっ! ちょ、ちょっと!」

オ「本当に強いよ…お前は…」ボソッ

「え? なにか言った?」

オ「なんでもない!ほら、帰るぞ!」

「う、うん」

そう言ってわたしに手を出して、わたしはそれを取り みんなのところに戻った

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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時

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