六子ファミリーへようこそ(マフィア松)

じゅうよん ページ17

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「…さて、これでもう抵抗出来ねえだろ」






あれから捕まり、僕の両腕は鎖でベッドの端の柵に繋がれた。



脇腹の血も相変わらず止まらず出ている。




少し油断しすぎた…！クソ、どうすれば助かる…インカムも壊れてて連絡は取れない。



最悪カラ松さんが助けに来てくれるだろうがきっと相手のスナイパーを排除してからだからまだ掛かりそうだし…




焦るな自分、冷静になれ。







「はっ…ぁ…」


「それにしても…良い眺めだな。なかなか悪くねえ」





少しずつ近付いてくる男に攻めてもの抵抗で足で腹を蹴った。






「っ、お前は何を抵抗するんだよ？小さい頃から売り飛ばされて、生きる為に身体を俺らみたいな奴に捧げてたんだろ？色んなところを弄られて、遊ばれて。今更何を怖がってんだよ」







そう目の前の男に言われて、サーッと頭が冷めて行くのが分かる。



そうだ、男の身体でも女の身体でも僕は汚れてる。



抵抗する素振りを見せない事をいい事に男は僕の上に乗っかり服を脱がしてくる。









『お前は汚れてなんかないよ。…寧ろ、綺麗だ。』









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脳裏によぎるボスの優しく微笑んだ顔。


僕の…微かな希望。








「っ…ぉら！！！！！男の力っ、なめんじゃねえ！！！」



「！？！！！て、めぇ…！！！」








僕は、両膝で思いっきり男の股 間に食い込ませるぐらいに蹴った。









「あれぇー？俺たちの出る幕、無かったっぽい？？」



「A！！！！」









乱暴に扉が開いた先に居たのは、赤と青のシャツ。






ーー

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