じゅう ページ14
.
.
キラキラシャンデリア。
外見だけは皆キラキラしていてとても綺麗だ。
そこにいる派手に着飾った女の人も、爽やかな微笑みで話している男の人も、匂いの強い香水付けている人も。
そう、外見だけは
中は渦巻く欲と、下心と、ドロドロとした感情
外見だけ着飾ったって、人をそういう眼でしか見れなくなった自分に嫌気がさす。
これから欲まみれの人におべっか使わなきゃいけないといけないのに…
「(僕も汚い…だからこそだよね)」
『A、聞こえる?今チョロ松兄さん達とそのボス話してるから、チョロ松兄さんに話しかけるふりして。そしたら多分話しかけられるから』
「分かりました」
インカムからトド松さんの声が聞こえる。
しばらく歩くと、赤いシャツを着崩したボスと緑色のシャツをしっかり着こなしているチョロ松さんを見つけた。
僕がボス、と呼ぶと4人とも此方を向いた。
「頼まれていた事、全て終わりました」
「ん?…ああ!ごくろーさん、やっぱお前ははえーなー」
「…松野さん、こちらの方は?」
トド松さんの予想通り、相手方から話しかけてくれて好都合。
「秘書のAと申します。以後お見知りおきを」
微笑みながら挨拶を返すと相手は舐め回すように全身を目を細めながら見て来る。
居心地悪いな…
「随分とべっぴんさんだな。どうですか?向こうで一緒に飲みながら話しませんか?」
「…そうですね。私もお近づきになりたいです…ボス」
そう目配せすると、頷かれた。
『…今Aが向こうのボスと一緒に行った。トド松はAが吐かせたら直ぐそこに向かって。十四松と一松は俺が合図したら全部処分しろ。カラ松はAの援護引き続きお願い』
インカムからチョロ松さんの指示が聞こえる。
始まるのか。
.
.
.
「チョロ松〜俺の言いたい事、分かるよな?」
「…今回ばかりはおそ松兄さんの読みが当たると思うよ。俺も行ってくる」
「折角なんだから楽しもうぜ」
まるで悪魔の囁きが聞こえた。
「もちろん、ボス」
「はいはい…」
「フッ…俺の右腕が疼くぜ」
「ホームラン!」
127人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サキラ - すいません、誤字です。2列目の「ぼぼんさん」とありますが正確には「ぽぽんさん」です。名前を間違えてしまうなんてほんとにすいません(´・ω・`) (2016年1月20日 23時) (レス) id: 4f7cbe6177 (このIDを非表示/違反報告)
サキラ - こんにちは!コメント失礼します( ˘ω˘ )いつもぼぼんさんの作品を楽しく見させて頂いてます。ところで、ハイキューの「学校一美人」のやつはもう更新されないのでしょうか?(´・ω・`)もうかなり前から更新されてなかったので気になっておりました、、、 (2016年1月20日 23時) (レス) id: 4f7cbe6177 (このIDを非表示/違反報告)
若丸@変なあだ名持ち(プロフ) - 面白かったです!!!おそ松兄さんとの絡み私得でしたww更新頑張ってください!!!続き楽しみです!!! (2016年1月18日 2時) (レス) id: ec25b2831b (このIDを非表示/違反報告)
明菜(プロフ) - 面白かったです!!早く次を読みたいです!!これからも頑張ってください!!楽しみにまっています!!!! (2016年1月17日 7時) (レス) id: ec24d45580 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の白猫 - コメ失礼します。 小説毎回読ませてもらってます! カラ松との絡みがめっちゃ好きです!これからも頑張ってください(*´∀`) (2016年1月6日 14時) (レス) id: 10747098e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆい | 作成日時:2015年12月26日 21時