六子ファミリーへようこそ(マフィア松)

きゅう ページ13

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「さ、一丁行きますかー」




そして任務当日。向こうのところはちょっとしたパーティを開くらしい。




それをトド松さんが発見して、元から招待されてるようにパソコンに仕組んだのだと言う。








「待って、Aがまだきてない」


「女装するんでしょー？楽しみだなぁ！」


「お前ら遊びじゃないんだぞ…」






上から一松、トド松、カラ松と続く。



一応小さいといえどドレスコードはあるらしい。





「はいはいお待たせ〜！Aはこれ！会場着いたらドレス着るからもういこーぜ」



「わー皆さんカッコいいですね！」







…？皆固まってどうしたんだろう…



それにしても慣れない長い髪の毛が邪魔だ…






「別に…ただのスーツだし」




「はっ…！おおおお前も似合っているぞ…(言葉を失うくらいには)」


「きっれい！！どんな女友達よりも可愛いし綺麗！！」



「そう…ですか？ありがとうございます」






そう言い控えめに微笑むと、皆顔をそらしてしまった。解せぬ。



ーーー


『とりあえずAはボスに薬のアリ場所をはかせて？それからカラ松がトドメを刺す』




「えー？俺らは！？やきうできないの！？」


「放置プ レイですかそうですか」


『もぉーうるさい！一松兄さんと十四松兄さんは待機してて！』






インカムから騒がしい声が聞こえる。



あの時もこんな感じで緊張感なかったのかな…と思いつつ、ドレスを身に纏う。







「…わぁ、これは…凄い綺麗…」




え？これちょっと大丈夫？僕の顔確実にこのドレスに負けてない？



鏡を見ると真っ赤なドレスに胸元も少し開いていて谷間ができる。



胸から腰の部分にかけて身体のラインが出るようになっていて、足ががっつり見える短い丈。



腰の後ろのスカーフにも見えるリボンは青、緑、紫黄、ピンク、白があしらわれてる。




リボンの方はドレスよりも長いため、前から見ると少し見える程度だ




スカートは全体的にフワッとしてるミニドレス







「…このリボンのとこ、ボスらしいなぁ」






きっと兄弟の色を見立てたんだろう、とても色鮮やかで差し色になっていて綺麗だ。





仲のいい6人兄弟…いいなぁ、家族か…





欲を言えば僕も…なんてバチが当たりそうなので頭を振る。





今のこの生活がどれだけ楽で、どれだけボスに救われたことか忘れるな自分。






「よしっ！頑張ろう！」





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