はち ページ12
.
.
「口説くって…ボスを…」
「そう、この俺を♡」
座布団の上に胡座をかいて座りながらニヨニヨしながらこっちを見ているボス。
え…これは全力でやらなきゃいけないのかな…?
「ふー…分かりました」
意を決して薬を飲もうと瓶を出すと、ちょっと待てと少し慌てた声が掛かった。
「?どうしたんですかチョロ松さん?」
「A、それ何?危ない薬?もしかして…お前も密売とか自分でやってんの?」
チョロ松さんは取り出した瓶を見て、睨み付けるように言った。
元々三白眼な目がもっと細められて警戒しているのがわかる。
「あー…いえ違いますよ。これは前に、僕が仕込まれた所のマフィアで貰った"女"になれる薬です」
「「…は?」」
「凄く優秀な研究者が居て、その人から譲り受けた物なんです」
「えっ、その人でかいパンツ履いてた!?」
「それって軽く犯罪じゃないですか…?いえ女の人です」
僕がそう言うとはあと溜息を吐いた。
「って、え!?もしかして女の姿でもした事あんの?」
「あーまあ…それなりには…生きてく為、でしたからね」
流石に汚れてる時の話はボスには聞いて欲しくない。
そりゃ、回数は重ねてる。だってお金入るし。
男の身体でも、女の身体でも僕は汚れてる。
「…ふぅん。いいなー一度で二度美味いじゃん!どっちも体験できるなんて貴重すぎねぇ?羨ましいー絶対気持ちいじゃん」
「…そんなんじゃ、ないですよ。」
今でも思い出すと身震いする。それくらい酷い事はされた
テストやりましょうと続けようとしたらあーやっぱいいやの声が。
「え?」
「やっぱやーめた、ほらAって女にもなれんなら大丈夫っしょ!」
「おそ松兄さん…」
「ほらAは下に行った行った!」
「?、??はい…?」
ーー
うわっ、これは兄さんガチ切れじゃない…?
「チョロ松、あいつに手出した奴ら全員洗い出せ。1人ずつ潰してってやる。
これからはあいつ、Aに俺達以外指一本も触れさせんな。カラ松にも言っとけ」
うっわ…すげー怖い…圧倒される圧力にも息苦しくもなるくらい
「もちろん。ボスの仰せのままに」
にぃっと2人の口元が、歪んだ。
127人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サキラ - すいません、誤字です。2列目の「ぼぼんさん」とありますが正確には「ぽぽんさん」です。名前を間違えてしまうなんてほんとにすいません(´・ω・`) (2016年1月20日 23時) (レス) id: 4f7cbe6177 (このIDを非表示/違反報告)
サキラ - こんにちは!コメント失礼します( ˘ω˘ )いつもぼぼんさんの作品を楽しく見させて頂いてます。ところで、ハイキューの「学校一美人」のやつはもう更新されないのでしょうか?(´・ω・`)もうかなり前から更新されてなかったので気になっておりました、、、 (2016年1月20日 23時) (レス) id: 4f7cbe6177 (このIDを非表示/違反報告)
若丸@変なあだ名持ち(プロフ) - 面白かったです!!!おそ松兄さんとの絡み私得でしたww更新頑張ってください!!!続き楽しみです!!! (2016年1月18日 2時) (レス) id: ec25b2831b (このIDを非表示/違反報告)
明菜(プロフ) - 面白かったです!!早く次を読みたいです!!これからも頑張ってください!!楽しみにまっています!!!! (2016年1月17日 7時) (レス) id: ec24d45580 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の白猫 - コメ失礼します。 小説毎回読ませてもらってます! カラ松との絡みがめっちゃ好きです!これからも頑張ってください(*´∀`) (2016年1月6日 14時) (レス) id: 10747098e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆい | 作成日時:2015年12月26日 21時