続！某ホビットの兄ですが…？

36話 ページ5

Aごめん…消えて

皆とのグループに一言送ればすぐに既読が付く


ロボロ兄ちゃん!どこにおるん!?


A東京…


ゾム心配してたやぞ…


Aほんまに…ごめん





すこし皆と話してたら唐突に着信の画面になった
相手は…トントンだった
出ていいか悩んだけど出ることにした




A「も…もしもし？」





トントン「A！？無事なんか！？」






久しぶりに話したトントンの声は安心したような
声をしていた。






A「っ…ごめんなさい…」






トントン「泣かへんでや…もう怒っとらんから…」






泣いてしまう俺にトントンは相変わらず優しくて
ずっと諦められなかった気持ちが蘇る






A「トントンっ…会いたい…」







トントン「俺やって…あの時はごめんな…俺の勘違いやった…」








ちがう…聞きたいのは謝罪じゃない…
あと少しの勇気だ…俺、頑張れよ…
自分の運命は自分で変えないと…。








A「好きっ…トントン…好きやで…」








泣きながらだけど伝えた

聞こえたかな…もうトントンの気持ち変わったかも


不安はある…でもこれで振られたら…諦めよう







トントン「っ…俺やって好きや」







でも…トントンから聞こえたのは「はよ帰っておいで今度は俺とデートしよや！」






って言ってくれた




あぁ…やっと
遠回りばっかしたけど俺の恋は実ったんだ

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