イノセントゼロの娘がアドラ寮に居るらしい【ランス・クラウン】 (ページ8)

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ランスside

何やら森の中でガサガサと倒れる音がした。

何か来ると構えたが気配は無い。

なんだ。

一応確認するために、音のなった方へ向かった

ランス｢おい。誰かいるのか…お前｣

そこに居たのは地面に横たわっていたAだった。

ランス｢おい。大丈夫か。｣

話しかけたが返事は無い。

ランス｢おい。…熱か？｣

おでこを触ると物凄い熱かった。

とりあえず運ぼう。

Aをおぶると、『ごめんなさい…』と声が聞こえた

誰に向かって言っているのは知らない。

正直こいつにあまり良い思いはしないが、病人を見捨てるほどの人間では無い。

保健室に向かい歩いた

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目が覚めると私は保健室に居た

体が重い。

少なくとも私は何もしてない

誰が運んだんだろう

そう思いだるい体を起こそうとした

｢大丈夫か。｣

『ランス君…』

目の前にいるのはランス君。

よりによって。

『ありがとう。』

こんなことしてられない。

立ち上がろうとしたが、

ランス｢まだ立つな。薬が効くまで時間がかかる。｣

そう言って寝かされた。

『私こんなことしている場合じゃない。』

ランス｢戻りたい気持ちも分かるがダメだ。今戻ってもまた危ないぞ。｣

『でも。』

ランス｢いいから。｣

『…分かりました。』

指図されるのはムカつくが正論なので腹が立つ。

ランス君からそっぽを向いて私は目を瞑った。