イノセントゼロの娘がアドラ寮に居るらしい【ランス・クラウン】 (ページ5)

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星のマークを手に入れたのは私だけじゃなかったようだ。

フィン｢マッシュくん凄いよ！｣

視界の端っこで騒ぎ立てるうるさい五人衆。

…ん、マッシュ？？？？？

｢いやー、何とか取れましたな｣

マッシュと呼ばれた男の子を見ると、

目の色が同じだ。

なるほど。こいつがマッシュ。。

父さんが探しているのはこいつか。

アザは無いと聞いていたけど。。

にしても何も考えてなさそうな、。

あほ面というか。。

平和な世界しか見てなさそうな雰囲気に嫌悪感を覚えた

『あんたがマッシュ？』

マッシュ｢え、はいそうですけど｣

何も考えてないクセに。目元や鼻筋、口までが似てる気がして、

『私と違って楽しそうな顔してるね。平和ボケってやつか。』

と、つい嫌味を言ってしまった

マッシュ｢？？？｣

ランス｢お前さっきから失礼だろ。｣

フィン｢Aちゃん、少し言い過ぎじゃ…｣

そうか。。こいつは双子で、その片割れが私だなんて、知らないんだ。そうだ。。。

『…バカみたい。私だけ…。』

私だけ捨てられて、勝手にマッシュを恨んで憎んで、育ってきたのに

当の本人は何も知らない楽しそうな生活ばっか送って

双子なのに環境が違うとこうも性格まで変わるらしい

くだらない。

マッシュ｢あの｣

『急に変なこと言ってごめん。』

マッシュは何か言いたそうにしたが、無理やり話を重ねそれを阻止した。

｢おい待てお前！｣

赤髪に叫ばれたが私は気にせず学校に向かった。