story24 好きなように ページ25
【Aside】
口をあんぐり開けてる三名。まぁ、これの原因は私なのだが。取り敢えず写真とっておくか。
「で、相談の相談ってのは?」
旦那は、ふて腐れながら話を切り出す。
「あー不機嫌ですね。しょうがないから、イチゴ牛乳でもあげましょうか?」
ポイっと、イチゴ牛乳を放り投げる。勿論、下剤入りの。土方のが余ってたからな。
「おーサンキュ。」
旦那は、そう言ってイチゴ牛乳を飲み干した。何で、何の警戒もないんだ?
「土方に今晩暇かと聞かれたんです。で、何だか相談があるとかなんとか言ってたんです。で、どうしようかなと、思って……」
私は、あまり人から相談を受けない。勿論、仕事のことはめんどくさいからパス。隊士達の恋愛相談は、これやられたらどうか、とかいう質問タイプだ。相手の気持ちに、寄り添って答えを出したことは無いと言える。
「Aの好きなようにやればいいんじゃね?解決したから帰れー。」
旦那さては、下剤の効果が出てきたな?
私は、黒い笑みを浮かべて
「屯所帰るの嫌なんで、しばらく残りますね。あっ、厠借りまーす。」
と言った。旦那がそこで表情を歪めるのを想像しながら。
万事屋から帰って自分の部屋に向かった。
廊下を歩いてる途中で
「A、帰ってきたなら俺の部屋来い。」
と私の部屋をノックする、土方を見つけた。
「土方。私は面倒だから、相談には乗らないぞ。分かったなら、そこをどいてくれ。」
とかいた紙を貼った、バズーカを発射した。
さらば。土方。好きなようにやらせてもらったぞ。
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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai
作成日時:2018年2月5日 13時