季節外れの向日葵

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風磨「だからぁ！違うって言ってんの！」




私「うるさいなぁ。もうちょっと優しく教えらんないわけ？」




風磨「教えてやってんだから文句言うんじゃねーよ。」




私「はいはい。どーもすみませんでしたー。」




風磨「あー、まじ可愛くねぇな。笑」





課題が全然わからない私は、




健人くんとの待ち合わせの時間まで、




風磨に教えてもらうことにした。





凛と晴は合コンあるからとか。笑





風磨「まだ？」




私「あと少し。」




外も段々薄暗くなってきて、




お腹も空いてきた。





風磨「腹減った。」




私「終わった！」




風磨「飯食い行かね？」




私「めっちゃ疲れたー！」




風磨「話し噛み合わねーぞ。」




私「えっ？何だって？」




風磨「だから腹減ったから飯食い行かね？って。」





そんなタイミングで鳴った携帯。




ディスプレイに表示される




健人くんの名前。




私「もしもし？」




健人「あ、終わったよ。」




私「私も今から学校出るね。」




健人「了解。気を付けてね？」




私「大丈夫だよ。」







そんな会話を、





ただ無言で見つめる風磨の視線を





痛いくらいに感じた。

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