季節外れの向日葵

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風磨side




大学でいつも見かける子。




一目惚れとか絶対しないし、




好きとかそんなんじゃないけど、




なぜか目を引く子。





整った甘い顔立ちで、




いつ見ても笑ってる。





アイドルって仕事してる俺は、




慕ってくれる奴らもいるけど、




良く思ってない奴らもいる。





まぁ、それなりに充実した大学生活。






翔「風磨、今日仕事？」



「あぁ。これ終わったら帰る。」




翔「何だよー。合コンだったのに。」




「行けるわけねぇだろ。笑」




翔「俺が気になってた子、来るかもしれねぇんだよ！」




「知らねーよ！笑」





講義が終わってからも




一人でブツブツ言ってる翔を残し、




急いで大学を出た。






俺が歩くだけで視線を感じるけど、




そんなのにも慣れてきた。









時間ギリで着いたレッスンスタジオ。





来週の収録の為のレッスン。





って言っても俺らは確認くらいだけど。





だいたい仲のいいJr.と騒いで終わる。笑









でも、これから訪れる出会いが、





俺らの日常を変えようとしていた。

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