季節外れの向日葵

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健人side




お酒のせいでフラつく足元。




こんな無防備な姿、




男に見せちゃダメでしょ。





A「ねぇ、祐介？健人くん？どっち？」




「健人くん。笑」




A「祐介どこ？」




「祐介って、Aちゃんの大切な人？」





俺、何無神経なこと言ってんだろ。




隣にいるAちゃんの目は、




どっか遠くを見ていた。





「ごめん。無神経だったね。」




A「祐介は、最低なんだよ。

本物のバカ男！！笑








でも、






一生好きなんだよ。」







目には涙が溜まっていて、





目の前にいるのは俺なのに、





俺を見てない瞳。







Aちゃんの想いの強さがわかったと同時に、





力いっぱい抱きしめた身体。






いつの間にかたどり着いた




静かな公園の前。







腕の中で震える君は、





近くて遠い存在。









「俺じゃ、、ダメかな？








俺じゃ、そいつの代わりになれない？」







そんな精一杯の本音をぶつけた。

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