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不幸少年の愛情論 ページ2

僕は誰にも望まれてない
家族にも、友達にも、世界からも

僕にはお父さんしかいない
僕にはお母さんがいないんだ

僕が男の子だったからお母さんは居なくなったってお父さんが泣きながら言ってた

テストでいい点とったよ
たくさんお友達できたよ
先生に褒められたんだよ


ねぇ....僕の話きいてよ


もっといい点取ればいいの?
お友達減らせばいいの?
先生にもっと褒められればいいの?


わかった...ありがとう


僕にはお部屋がない
だっておじさんたちの敷地が減っちゃうから
僕には服がない
だってみんなのおさがりだから

僕には愛がわからない

毎日怒るのは僕が凄いから?
ご飯がないのは僕の健康のため?
叩いてくれるのはいい子ってことでしょ?
水かけるのは冷静になれってことでしょ?
あっついお湯かけるのはあったまれってことでしょ?
ライターを僕に当てるのは悪い虫さん退治でしょ?

ほーら
僕はこんなにも愛されてる

だからこれからも頑張るんだ
いっぱいいっぱい褒めてもらうの


だから応援しててね

孤独少年の終焉譚→←奴隷族の自由略奪宣誓戦争



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作成日時:2018年7月20日 17時

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