国王陛下の帰還 ページ5
ドンッ、という爆発と共にメリオダスが空から落ちてくる
「よっ、ほっ！」
地面に落ちたメリオダスは一回転して起き上がる。が、再び地面に倒れた
「メリオダス！！」
私が倒れたメリオダスに駆け寄る前にエリーが手を差し伸べる。その光景は、御伽噺の中の一幕のようで不意にユーリの寂しそうな顔が脳裏を過り、二人からそっと視線を外した
ユーリが居なくて良かった。こんな所を見たら、きっと顔に笑みを浮かべて心で泣いちゃうだろうから
メリオダスとエリーの恋を素直に応援できないのは私がユーリに肩入れしているから。二人の恋の影にユーリという哀しい想いをしている人を知っているから
「ウォッホン」
低く嗄れた声の咳払いが聞こえ、顔を上げるとそこにはキャメロットに行かれたはずの国王陛下がいらっしゃった
「父上……！！御身体の具合は、もう宜しいのですか？」
「ああ……！！それより、お前のその体中の傷は？」
「私なら平気です。それよりも、みんなを労ってあげて下さい！」
国王陛下との会話を終えたエリーは、
「マーリン様…本当になんとお礼を申し上げればいいか」
「前から試したかった魔界の新秘術が殊の外、上手くいってな」
マーリンが"明日の天気は晴れ,,とでも言うようにサラッと告げた事実に私たちは硬直する
「……え？」
「…お前、国王を術の実験に使うなんていい度胸してるわ」
「結果良ければ…だ。そうだろう、国王陛下？」
「ハハ…うむ」
いやいや、国王陛下、顔青ざめてるけど大丈夫なの？もしかして…マーリンがキャメロットに戻る前に何やら微妙な顔をしていたユーリはこれを知っていたのかしら？何かマーリンと仲良さそうだったし……
「陛下！！」
色々考えていると、聖騎士たちが国王陛下を呼ぶ。跪いている聖騎士たちの雰囲気は非常に硬く、それに応えた陛下の顔も険しい
「愛し子殿」
マーリンに声をかけられ、顔を上げるとマーリンが私を見て妖艶な笑みを浮かべていた
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
