女神族の癒やしの力を使わない理由 ページ11
「…ん？」
自身にかかるマリーさんの重みが増したことに疑問を抱いた私は彼女の顔を覗き込んで思わず笑みを溢す
「寝ちゃったのね」
マリーさんを起こさないようにそっと寝台に寝かせた私は彼女の頭を優しく撫でる
「その子がお前の愛し子か？」
人を萎縮させてしまうような低い声と懐かしい気配を感じ、思わず渋い顔になる
「何しに来たのよ？レオン、アリー」
ため息をついて顔を上げると、目の前には精霊女王・ルナーリアの夫にして、リリアナの父であるレオンハルトとルナーリアの双子の姉にして、時を操る"女神の力,,を持つ精霊姫・アルテミスがいた
「お前な、人がせっかく心配してきてやったってのにその冷たい反応はなんだ？」
「誰も頼んでない」
「酷っ」
床に足をつけて立ち上がると立ちくらみで再び寝台に沈み込む
「無茶するからだよ。熱、すごく高いよ？」
「まだ魔力は尽きてないから大丈夫よ」
「そういう問題じゃねえだろ。つーか、お前は女神族の癒やしの力が使えるじゃねえか。なんで使わねぇんだ？」
レオンハルトに痛いところを指摘され、私は苦虫を噛み潰したような顔になる
「なんだ、その不愉快極まりないような顔は？」
「イヤなの。女神族の魔力を使うことが」
「でも、『
『
むぅ、と膝を抱えて仏頂面をしているとレオンハルトがため息をつく
「まだ、魔神族と女神族が嫌いか？」
レオンハルトの言葉に眉間に皺を寄せた私は手をギュッとキツく握りしめ、顔を背けた
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
