集会 ページ36
東京卍會の集会が行われる
いつもの武蔵神社に着くと
そこには既に東京卍會の特服を着た人達が
沢山集まっていた
三ツ谷君に気づいたメンバーが
一斉に頭を下げ挨拶をする
東卍「お疲れ様です!」
三ツ谷「いや、お前ら、俺にそーゆうのいいから」
東卍「Aさん、お久しぶりです!」
A「…どうも」
最初こそざわついたものの
東京卍會のメンバーは大した説明もないまま
勝手にAを三ツ谷の女として認識したらしい
その方が都合が良いと言うことで
三ツ谷が否定しなかったため
Aもそれに倣ったのだが
毎度来る度仰々しい挨拶をされるのは
なんとも気まずい
ドラケン「三ツ谷、また嫁連れてきたのかよ」
三ツ谷「おう」
ドラケンの嫁発言も
誤解を助長する要因になっている気がするが
隊長格の女という肩書きがAを
守っているのは確からしい
エマ「Aさーん。こっちこっち」
少し離れた所からAを呼ぶ声がし見れば
集会で出会って仲良くなったエマが
Aに手を振っていた
A「エマちゃん」
Aも同じく手を振り
三ツ谷から離れエマに走り寄る
集会の間
こうして少し離れた所で
エマとおしゃべりする事も少なくなかった
エマ「Aさん、聞いてよ!」
A「どうしたの?またドラケン君と何かあった?」
エマ「そーなの!ドラケンのやつ、私の事いつも子供扱いしてー!バイクと喧嘩とマイキーの事ばっか」
Aから見ればドラケンは十分エマを
特別扱いしているような気もするが
確かに分かりにくいと言えば分かりにくい
それが身内としての特別なのか
異性としての特別なのかは判断が難しい
A「そうね。大事にはしてくれてると思うんだけど」
エマ「この間だって、私がナンパされてんのに全然焦ってくれなくて」
A「でも助けてくれたんでしょ?」
エマ「呑気に歩いてくるから、その前に相手の股蹴りあげて逃げたもん」
可愛い顔して意外と過激な対応に
Aは一瞬絶句した
A「ドラケン君が来てくれてるなら待ってれば良かったのに」
エマ「だって!悔しかったんだもん。いつも妹扱いで」
ナンパされていても焦らないのは
ついて行かないと思っているからなのか…
それとも自分が何とか出来る範囲にいるからなのか…
ついて行かないと思っているなら
すごい信用
何とか出来ると思っているなら
すごい自信
どちらにしろ
言葉にしなければ伝わらない
思いつめたエマが突飛な事をしないようAは願う…
206人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
あ - 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時