目薬 ページ30
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「久しぶり…勝己…」
のそのそと家に入ってくるA。
Aの事務所の近くで大きい事件があったらしく、しばらくあっていなかった。
マジで幽霊みてぇ。
今にも倒れそうな彼女の姿に若干引きつつ、タオルを渡す。
勝「とりあえず、風呂はいってこい」
『ん…』
しばらくしてシャワーの音が聞こえる。
最初こそビビったが、やはり久しぶりのAに気分が上がるのも事実で。
上がる口角を抑えつつ、ボブっとソファーに沈む。
スマホをいじり暇を潰していると、Aが風呂から出てくる。
『ふぁー、さっぱりしたー』
勝「相変わらず長ぇ風呂。」
Aはしっかりドライヤーされた髪を揺らしながらちょこんと俺の横に座る。
そして、ぐたっと俺の膝を枕にして寝そべる。
いつもなら蹴り飛ばすがまぁ、今日くらいは許してやろう。
『今回被害者ゼロだよ？建物の被害も少ないし』
疲れているせいかトロンとした声で話すAは、やはり可愛い。
勝「へーへー、よく頑張りました。…お前、目充血してんな。」
『え、ほんとに？』
だいぶ体に負担かけてんだな、なんて心配になる。
勝「目薬させや」
『めんどくさーい』
俺はため息をついて、手を伸ばして机の上にある目薬を取る。
勝「今日だけだかんな、感謝しろ」
『やってくれんの？あざーす』
お前の感謝はそんなもんかと思いながら目薬をさす。
キュッと目をつぶるAを見て思わず顔が緩む。
勝「ガキみてぇ」
『はいはーい、うるさいでーす』
相変わらずアホな会話をしているうちに、すぅすぅと寝息が聞こえる。
…相変わらず無防備に寝やがって。
する事がなくなった俺はAの髪を弄ぶ。
ふわっと香るシャンプーの香りに、久々に会ったことも相まって、ムラっとくる。
よっぽど襲ってやろうかとも思ったが、疲れてぐったりしてる様子だから、今日は我慢してやる。
……今日は。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目薬要素が少ない…！
終わり
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ゆずな - え、好き(唐突な告白) (10月12日 22時) (
レス) @page30 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして！とても楽しく拝読させていただきました！続きがとても気になります！更新はされないのでしょうか？ (2021年9月30日 4時) (レス) @page30 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
そふぃ。 - すいません、あの、ディズニーラ○ドの所、ネズミーランドとかに変えた方が良いかと、笑 (2020年3月5日 13時) (レス) id: 261bdb2ea0 (このIDを非表示/違反報告)
yurirol0305(プロフ) - ゆきさん» とっても嬉しいですー！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 7時) (レス) id: 9e39a449bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ありがとうございますーっ!!!読んでいて思わず頬がゆるみました･･･!いつもステキです(*´`) (2020年1月27日 23時) (レス) id: 97535b3701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yurirol0305 | 作成日時：2019年9月29日 23時
