運命4 ページ50
『篠原さん、忙しいのにお呼びしてごめんね』
『いえ、、大丈夫です』
まさか、またこの事務所を訪れる日が来るなんて思わなかったけど、私の緊張と裏腹に、チーフは笑顔で。
隣には、心配したほっくんも付き添ってくれているから心強いけど。
『それで、、。今日来てもらった理由なんですが』
『はい』
何を言われても泣かない、そう覚悟は決めてきた。
『篠原さん。良かったらもう一度、SixTONESのマネージャーに戻りませんか?』
『・・・・・?!はい?あの、今なんて?』
『ごめんごめん、驚いたよね。あのね、、もう一度、SixTONESのマネージャーになってもらえませんか?』
あまりの驚きに、言葉が出ない。
隣を見れば、大好きな人が幸せそうに笑ってる。
『チーフ。あの、、すごく嬉しいお言葉なんですが、私は彼とお付き合いしてて、、ですからその、、。
職務違反では、、』
ほっくんは勿論、SixTONESのみんなや、彼らに関わる多くの人達に迷惑をかけたくはない。
『うん。もちろん分かってる。でも、2人なら大丈夫だと思うし、別れる必要もない。
この件に関しては、メンバー達は勿論、他のマネージャー達も前々から話してたんだ。
篠原さんは、やっぱりSixTONESに必要な人なんじゃないか、ってね。』
『A。彼女だからとかじゃなくて、本当に俺達にはAが必要なんだ。
あのまま、マネージャーの才能を埋もれさせたままなのは、本当に勿体無いと思ってた。
だからどうか、戻ってきてほしい。一緒に、また仕事したいんだ』
『本当に、、私で良いんでしょうか?』
『是非、お願いします』
『ありがとうございます、、。また頑張らせて下さい!』
『よっしゃあああ!!!』
チーフと頭を下げあってる隣で、ほっくんは大喜びして。
沢山の奇跡が重なって、私はまた、
推しのマネージャーになりました。
fin
作者より
お読み頂いた皆様、本当にありがとうございました!
長々と時間がかかってしまいましたが、無事に完結することが出来ました。
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作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時